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2011年11月29日 (火)

暦のはなし(フランス)

選外だったオートラント大聖堂の「2月」ユーラシア旅行社で毎月お送りしている月刊誌「EURASIA」の
今月号のテーマが暦、ということでグレゴリオ暦の話を書かせていただきました。
写真はイタリアから選抜した写真を載せさせていただきました。
(お持ちでない方はこちら

でもこの教会の暦を描いたものは、スペインやフランスにもたくさんあります。
スペインでは、レオンのサンイシドロ教会の王室礼拝堂のものが有名ですが、残念ながら写真撮影がNGなので…王道ですが、フランスのウェズレーからご紹介しましょう。

フランス、ウェズレーのサン・マドレーヌ教会 フランス、ブルゴーニュ地方のウェズレーにある、サン・マドレーヌ教会。
サン・マドレーヌについてはここでも書いていますのでご参照を。
この、ナルテクスから本堂に入る部分の中央扉のタンパンの半円の一番外の円を飾っているのが、12ヶ月の労働と黄道十二宮です。
丸が連なっているところですね。
かなり床から遠いところにありますので、写真が不鮮明ですみません。フランス、ウェズレーのサン・マドレーヌ教会「12ヶ月の労働」
まずは12ヶ月の労働をまとめてみました。
1月:パンを切る人
2月:暖をとる人・服を脱ぐ人
3月:葡萄の樹を手入れ
4月:木の芽を山羊にあたえる
5月:戦争(盾にもたれる騎士)
6月:草を刈る人
7月:鎌と麦穂を結わう人
8月:麦の脱穀
9月:麦を桶にあける
10月:葡萄の収穫
11月:豚の屠殺
12月:老婆を方に背負う人
上段の左から右へ読み進めます。
教会の入り口に掛かっている絵ですから、農民等一般の人に見てもらうためのもの。
彼らの生活が描かれています。

ちなみに、合い間に入る黄道十二宮はこちら。みずがめ座から山羊座へ。
フランス、ウェズレーのサン・マドレーヌ教会「黄道十二宮」誕生日の星座は見つかりますか??

並びは今の星座占いと同じですが、絵柄がピンと来ないかも知れません。
お羊や雄牛も山羊と同じく下半身が魚になっていますし、
てんびん座はアクロバティックに体を折り曲げた人にもたれています。
極めつけはサソリ!
押しなべてさそり座は本物とは似ても似つかない格好ですが、これは本当にけだものののよう。

まあ、カニもそうなのですが、このあたりではなじみのない生き物だったのでしょう。
その点、海に近い南イタリアのカニなどはリアリティがあり、その違いの地域差も、十二宮に注目する面白さといえるでしょう。

なお、現場でこれを見たい!という方は、オペラグラスは必携です!
巨大なタンパンの端の端にいます。
脚立やライトを使っているプロの写真のようには見えませんが、オペラグラスがあれば安心です。
おおよその形を知ってみれば、この写真よりずっとはっきりお楽しみいただけるはずです。

(山岸)
>フランスへの旅はこちら

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