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2011年12月28日 (水)

寒い日にはカスレ(フランス)

フランスの郷土料理、カスレ 急に空気が冷たくなり、寒い日が続いています。
OA機器と人いきれの所為か、年中「暑い暑い」と社員がこぼしている弊社オフィスも、ようやく冬らしい装いの者が増えてきました。
こんな寒い日にはお鍋やシチューなどからだがあったまる料理が食べたくなりますね。

フランスの旅で、寒い日に食べて心から温まってほっとした料理には、田舎風ポトフやトリュファッドなど色々ありますが、やはり冬の定番といえば、南西フランスの名物カスレをおいてありません。

フランスの郷土料理、カスレ カスレは、トゥールーズなど南西フランスの郷土料理で、簡単に言えば白いんげん豆と肉のごった煮です。
土鍋(カソール)に材料を入れてじっくり煮込んで出来上がり。
お肉は豚でも羊でも鳥でも鴨でもOKで、ソーセージや骨付き肉が入る事も。
地域によってちょっとずつ具も異なり、大きな町ではレストラン毎に味も違って、いつも同じ味には出会えません。
煮込んだ後ちょっとオーブンで炙ったパターンも好き。

熱々の煮物であるということの他に、材料の羊や鴨肉の脂が料理の熱を閉じ込めていていつまでも温かく、また体も中からぽかぽか暖めてくれるため、
今日のような寒い日には本当にカスレが恋しくなります。
日本のフランス料理やさんなどでも見かけますが、気取らないちょっと味がどぎつい方ものの方が、本来の田舎料理のよさがあり、嬉しくなってしまいます。

(山岸)

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