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2012年1月19日 (木)

私の好きな町:クエンカ

スペイン、クエンカの旧市街とパラドール スペイン東部を訪れる旅で、クエンカを訪れたのは3月。
ドン・キホーテの舞台を巡り、バレンシアの火祭りを見学するツアーでのこと。
梅や桃のピンクの花が咲く季節でした。

クエンカを訪れるツアーは結構あるのですが、
クエンカに宿泊、それも2泊もするツアーは結構珍しいのです。
旧市街至近のパラドールに連泊したからこそ、クエンカのよさがたくさん見え、この街が大好きになりました。

スペイン、クエンカ、宙吊りの家 旧市街の周りをY字型に川が削って、断崖絶壁の上にぽつんと残ったクエンカの町。
天然の要塞状の街のがけっぷちにたつ、宙吊りの家がフォトジェニックなので、よくいろんなパンフレット等で使われています。
が、宙吊りの家があるここはクエンカのほんの入り口
(パラドール側から見て、です…。バスのツアーから来ると、ここは出口側)

パラドールを出て絶壁に掛かる橋を渡って宙吊りの家を見上げて旧市街へ。スペイン、クエンカ、パラドール
この橋のあたりや宙吊りの家は運がいいと夜、ライトアップしてるところも見られます。
このあたりは町の東側なので、夕陽を浴びたパラドールや街も絵になりお勧め。
写真は橋からパラドールを振り返ったところ。
左端は元修道院パラドールの礼拝堂です。

旧市街に入ると狭い路地をくぐったところマヨール広場。
教会の脇にある道をまたいでいるのが市役所で、巨大なファサードが大聖堂。
賑やかな広場から城門に向かうのもいいのですが、
ここは一本右の道へ、そして更に右のがけっぷちの小路へ出てみましょう。
渓谷を挟んで反対側にパラドールが見え、坂道を登っていくと、宙吊りの家も視界に入ってきます。
スペイン、クエンカ、大聖堂ひんやりとした夕暮れの空気の中、ついつい鼻歌を歌いたくなるなんともいえない景色です。

クエンカの大聖堂も、西に面していて、夕方になると真っ白な壁がオレンジに染まります。
どこからか、アコーディオンの音が聞こえ、いい匂いも漂ってくる。
思い出に残っている、クエンカの夕暮れです。
(霍間)

>スペインへの旅はこちら

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