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2012年1月12日 (木)

私の好きな町:ビルバオ

バスク地方、と聞いて思い浮かぶイメージは、
スペインに行き始めたころは「なんか怖い」、でしたが
今ではすっかり「ご飯が美味しい、かわいい街々」に変わりました。
スペイン、サンセバスティアンのBAR

カラフルな壁に木組みの家。花に彩られたバルコニー。
通りのBARには様々なピンチョが並び、リンゴ酒シードルや白ワイン片手に梯子したい思いに駆られます。
(写真は、ピンチョ発祥といわれる、サンセバスティアンのとあるBAR)

さてそんなバスクの中心的な町であるビルバオを訪ねた夏。
そんな旧市街と、帆船のようなグッゲンハイム美術館のコントラストに度肝を抜かれ
花犬パピーに骨抜きにされ
すっかりこの街が気に入ってしまいました。

スペイン、ビルバオのグッゲンハイム美術館のシンボル、花犬パピー

じりじりと太陽に焼かれながら、六本木ヒルズと同じ巨大蜘蛛の足の下をくぐり、
ピッタリと正面が一直線になってる旧市街の家々をみあげ
パピーの周りをぐるぐるまわっていると
賑やかな住人の笑顔にもであいました。
グッゲンハイム美術館そのものより、周囲の公園は格好の散歩コースのようで
犬を連れた家族、サイクリングの子供達、ミニドラマを撮影の若者や、ウエディングドレスの新婚さんまで・・とにかくみんな笑顔なのがとっても印象的でした。
スペイン、ビルバオのグッゲンハイム美術館にて

郊外にある世界遺産のビスカヤ橋も、時間があったのでちょっと乗って一往復。
橋なのに「ちょっと乗って」という表現になるのは、
この橋が今も現役の「運搬橋」だからです。
橋の下に吊るしたゴンドラに人も車も乗り込んで対岸へ。
ゴンドラの中には通勤通学の人々や主婦のようなご夫人。ヘルメットをかぶってマウンテンバイクを押しながらやってきた若者も。
のどかな日常の一部になっている世界遺産なのでした。
スペイン、ビルバオ、世界遺産のビスカヤ橋ゴンドラにて

ビルバオといえば、バスク人のみのサッカーチーム、アスレティック・ビルバオの本拠地でもあります。
スペインの旅ではレアル(マドリッド)やバルサの人気プレーヤーのユニフォームやグッズを探される方も少なくないのですが、
こんな地方のチームに馴染むと、またサッカー観戦も楽しくなるのではないでしょうか?
(山岸)

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