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2012年2月27日 (月)

旅のお供に:浦一也「旅はゲストルーム」

旅行の目的は?

という質問に、多くの方は観光地や自然、郷土の祭りや料理、地元の人々とのふれあいといった回答を下さいます。

しかし、そこに、「ホテル」と答える方も少なからずいらっしゃいます。
もちろん、パラドールや古城ホテル、宮殿ホテルのような、宿に泊まることが楽しみな旅もありますが、本書のように、泊まったホテルを実寸したおし
その裏にある、設計士たちの苦労や意図を読み解こうとする旅のしかたは、なかなか珍しいのではないでしょうか。

だからこそ、スケッチいっぱいのこの本、いろんなホテルの裏側が透けて見えるようでおもしろい。

さらに、筆者の体験記をなぞっていくと世界旅行をするような楽しさがあります。
自分が泊まった宿を探すもよし、ランダムに開いたページにトリップするもよし、な一冊です。

『いいホテル』の解釈は人それぞれですし
まして国境を越えれば価値観は変幻自在…そんな中でも、
スタッフも気持ちよく、部屋も心地よいホテルに出会えると嬉しいものです。
あっさりしたアメリカンタイプの機能性は安心
個性的なヨーロピアンタイプは、ちょっと不便なくらいが歴史を感じられていい(と個人的には思います)

本書のコラムで、“笑えないスイート”というのがありました
読んでいてふと思い浮かんだのは謀5つ星ホテルのスイートルーム
バスルームには扉で仕切られたお手洗い&ビデ、隣がシャワーブース
そして大理石の階段を6段ほど登った所にあるジャグジーつきのバスタブ
(もちろん階段に手すりなどない)
ゴージャスなのに、ぬれた大理石の階段を想像すると恐ろしい…。
そんなジレンマを感じるお部屋でした。。

(山岸)

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