旅のお供に:磯崎新『気になるガウディ』
ガウディや彼の建築に関する本はたくさんありますが、
今回の一冊はちょっと辛口な感じで始まります。
ガウディ嫌い
しかし、そんなドライな目線でみているからこそ、
造詣の奇抜さや、世間と異なることばかりを強調するのではなく、物理学的に合理的な設計を試みたガウディの魅力をとてもわかりやすく伝えてくれます。
たくさんの美しい写真(もちろんカラー)と個々の建物のバックグラウンドを読み進めていくと
とにかく、そこに行ってみたい!という気持ちが高鳴ります。
彼の作品が集中しているバルセロナやスペイン・カタルーニャ地方を旅する方、旅した方必見です。
ちなみに、本書では取り上げられていませんが、スペインの他所にあるガウディ建築のいくつかは、過去にこのブログでもご紹介していますので、「北スペインのガウディさん」シリーズも合わせてお楽しみください。
(山岸)
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