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2012年7月 2日 (月)

【共通テーマデー】思い出に残った試合

6年前、イタリアのパルマで町を歩いていたら、夕方頃に突然人通りが途絶え、目に見えて街の人々がいなくなったことがあった。走っている車の数も目に見えて減ってゆき、妙に人通りが少ない。もしかしてシエスタ??
いや、違う。
(北イタリアのパルマのはもうシエスタの習慣はないはずなんだけど・・・。しかも今は夕方だし・・・。)
まるで忽然と人々が消えてしまったかのよう。そしてとうとうパルマの町全体がゴーストタウンのようにガランと静まり返ってしまった。

Cathedoralparma偶然通りかかったカフェのテレビにかじり付く人々を見て、ハッとある事を思い出した。
実はその年2006年はドイツでサッカーのワールドカップが開催されており、その日6/22はイタリア対チェコ戦であったのだ。
人々は消えたのではなく、その頃殆どの人々はテレビのある屋内に入っており、カフェや自宅、職場などでイタリア戦を観戦していたのだ。個々の観戦場所では大いに盛り上るものの、パルマの街はひっそりと静まり返ったまま。
この時初めて、サッカーのワールドカップがイタリアをはじめ、ヨーロッパ中の人々を巻き込んで熱狂する空気を体感した。
この時のイタリア各地の熱狂は、僕にとってはかなり強烈な印象であった。

それにしても、サッカーが人々を惹き付ける力は凄い。

他のスポーツには無い、圧倒的な力を持っている。
老若男女を含む様々な人々から、田舎町から大都市まで世の中の全てのものを巻き込んで熱狂し、盛り上るサッカーのワールドカップ。この期間だけはワールドカップを中心に世の中が動いているかのようだ。ラマダン中のイスラム諸国のように、ワールドカップ中のヨーロッパの雰囲気も是非味わって欲しいと思う。

特にこのヨーロッパでの盛り上がり、ボルテージの上がりようは日本とは全く違う。
どんなに田舎の小さな村に行っても、試合時間になるとレストランやカフェのテレビ画面を食い入るように見入る人々が大勢集まる。空港のテレビモニターは常に人でいっぱいだ。Parma_3

ホテルにチェックインをする時やレストランのウェイター、タクシーの運転手など我々観光客が接するあらゆるイタリア人達がさり気なく日本の勝敗を気にかけて教えてくれるのだ。
たぶん我々だけでなく、他の国々からの観光客に対しても、話しかける最初のひと言目はサッカーの話題なのだろう。
それにしても、よく自分の国以外の勝敗の結果を覚えているものだ。

大会もいよいよ後半戦に入ってきた頃、帰国日となった。
日本までの長い長い飛行時間の間もドイツでの試合は続いている。気になるのはやはり対戦の行方だ。乗客達は勝敗結果が気になるが、飛行中の機内では電話もネットもできない。そんな時に機長がマイクを通して試合結果を伝えた。
機長のアナウンスで運行状況や気象条件以外のことを伝えるのはかなり稀なことだ。
残念ながら他国チームの対戦結果だったのだが、これが自国の試合結果であったら、機内は歓声や拍手に包まれて大盛りあがりとなったに違いない。

ちなみに、この2006年のワールドカップではイタリアが強豪ドイツを準決勝で降し、決勝戦では 名将ジダン率いるフランスと対戦、延長・PK戦の末、6大会ぶり4度目の優勝を果たした。(上田)

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