« 世界あっちこっち教会めぐり~アルメニアのエチミアジン教会~ | トップページ | 天使・キューピット(3)アクロバティック天使(フランス) »

2012年9月21日 (金)

天使・キューピット(2)お告げにきました(フランス)

フランス、オータンのマギの礼拝 教会でよく見かける天使といえば、前にご紹介した受胎告知の天使ガブリエルや、ミカエルが有名ですね。
そのほかにも表に裏に大活躍。
空も飛べるので図案として絵師・彫刻師の腕が鳴ったことでしょう。

最初の写真は、マギへのお告げ

ベツレヘムの星の下、新しいユダヤの王が生まれたよと3人のマギ(王とも賢者とも魔術師とも)にお告げします。
ちょんちょんとつついて3人を起しています。
八橋のような布団に並んで寝ている3マギも愛らしい
フランス、オータンのサンラザロ教会の元柱頭かざり

フランス、サンジルの天使

続いて、羊飼いへのお告げ。
救世主の誕生を近所の羊飼いにお知らせ。
いち早く、生まれたすぐのキリストにおまいりしたのはこの羊飼いたちでした。

上着をつんつんして羊飼いを呼んでいます。
振り返る羊飼いも優雅。

フランス、サンジルのサンジル教会ファサードより

フランス、ショービニーのサンピエール教会同じ羊飼いへのお告げでもう一枚。
ショービニーのサン・ピエール参事会教会
羊につつかれ気味
包容力のある天使の優しい表情が印象的です

優雅な姿は天使によく似合いますね。
しかし、柱頭やタンパンなど、限られたスペースで物語を描くとき、空を飛べる天使たちは、石工たちのスケッチを何度も救ったようです。
次回はそんな天使にフューチャーします

(山岸)
フランスの旅はこちら

|

« 世界あっちこっち教会めぐり~アルメニアのエチミアジン教会~ | トップページ | 天使・キューピット(3)アクロバティック天使(フランス) »

国:フランス」カテゴリの記事

ロマネスク芸術」カテゴリの記事

著:山岸」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。