【共通テーマデー】いつかは参加したい世界のお祭り
このトマト投げに先立って、行われるのが、パロ・ハボン(石鹸棒)。
電信柱ほどの大きな棒には石鹸が塗りたくられており、棒の先に括り付けられている生ハムを取る為に、棒に取り付き、しがみついて、われ先によじ登る光景が繰り広げられます。
この生ハムが取られるまではトマト投げは始まりません。
祭りは11時頃に始まり、心おきなくトマトを投げ合い、日頃の鬱憤を晴らし、気分がスカッとしたところで祭りは終了。写真でご覧頂けるように、このトマト祭りは最高にエキサイティング。
柔らかく熟したトマトを使うのが決まりですが、祭りも終盤に差し掛かると地面はぐちゃぐちゃになったトマトでいっぱい。
くるぶしまでトマトペーストに浸かってジャブジャブ歩く人、トマトペーストの海に顔だけ出して泳ぐ人、とにかく皆全身トマトまみれ。
周辺一体は熟したトマト臭が漂います。
トマト大好き人間にはたまりません。
ラテン系のスペイン人らしい、ハチャメチャなところが大好きです。
ちなみに、何と、この日本でもこの壮絶なトマト祭りの計画がありました。
その名は、「東京トマト祭り」。
今年の9月9日に東京と神奈川の県境である、多摩川河川敷で開催予定でしたが、
開催にあたっては賛否両論の声が多数寄せられた為に、中止となりました。
スペイン本国では、2012年は8月29日(水)に開催され、150トンものトマトが空中を舞ったそうです。祭りの写真を見てみると、参加者は1~2時間もの間、全力でひたすらトマトを投げ合っています。次第にストレスも何処かへ吹き跳んで、最後は参加者達の晴れ晴れとした笑顔が印象的でした。(上田)
【共通テーマデー】「一生に一度は行きたい世界の祭り」
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