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2013年7月 2日 (火)

共通テーマデー:私のおすすめ世界遺産(フランスのロマネスク教会)

フランスの世界遺産フォントネー修道院の秋世界遺産発祥の国、フランス。
登録物件数ではイタリアやスペインなど近隣の国々には及びませんが、
数多くの素晴らしい遺産が保存されています。
宗教宣教やフランス革命を経て、フランスの教会の多くは
こういった文化遺産に指定され、博物館としての新たな生を受けたものも少なくありません。

美術や建築の教科書のように、
先史時代から古代ローマ、中世から近代まで様々な建築が残るフランスにおいて、今回は世界遺産に登録されている中世の建築をご紹介しましょう

このブログでも度々紹介しています、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステラの歴史地区は、それだけで世界遺産に登録されていますが、
サンティアゴへ向かう巡礼路及び道沿いの教会は、
スペイン、そしてフランスそれぞれで別件の世界遺産に指定されています。

世界遺産サン・サヴァン教会の天井画(ノアの箱舟)そんな世界遺産の道沿いに、
サンティアゴ巡礼路の発展と共に造られ拡張し、栄えたフランスの教会にもまた
それだけで世界遺産に指定されている、
ダブル受賞のような栄誉ある教会も多数存在します。

例えば、
◆ヴェズレーの教会と丘
◆アルル、ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群
◆フォントネーのシトー会修道院
◆サン・サヴァン・シュール・ガルタンプ修道院教会
(これは正確には巡礼の本街道沿いではありませんが、時代的にはロマネスクを代表する傑作です)

個人的には、彫刻の精緻さとしてはヴェズレー
(いつも、脚立やクレーンで高い位置の柱頭をじっくり見られたらなぁとおもいます)
ローマ風=ロマネスクの証人のような堂々としたアルルの佇まい、
サンサヴァンの見事なフレスコ画…
どれも好きなのですが、
フォントネー修道院の礼拝堂
晴れた日に訪れたフォントネーの穏やかな庭の雰囲気、
柔らかな光に満ちた礼拝堂、
そよそよと風を受けていたバラやダヴィディアの木(ハンカチの木)が忘れられません。

これから、ひまわりが咲き、ツール・ド・フランス、そして黄金に実る秋がきます。
シャンパーニュとブルゴーニュの間のフォントネー僧院の静けさも
いっそう荘厳さを増す季節がやってきます。

(山岸)

フランスやスペインのロマネスク芸術を巡るツアーの魅力はこちら

【共通テーマデー】私のおすすめ世界遺産
添乗員見聞録~富士山と三保の松原(日本)
倶楽部ユーラシア~天山山脈(中国)
ぶらり秘境探検隊~ナミブ砂漠(ナミビア)
ろまねすく通信~フォントネー修道院(フランス)
船の旅便り~ヴェネツィア(イタリア)
パゴダの国からミンガラパー~アンコール・ワット(カンボジア)

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