共通テーマデー:私のおすすめ世界遺産(フランスのロマネスク教会)
このブログでも度々紹介しています、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステラの歴史地区は、それだけで世界遺産に登録されていますが、
サンティアゴへ向かう巡礼路及び道沿いの教会は、
スペイン、そしてフランスそれぞれで別件の世界遺産に指定されています。そんな世界遺産の道沿いに、
サンティアゴ巡礼路の発展と共に造られ拡張し、栄えたフランスの教会にもまた
それだけで世界遺産に指定されている、
ダブル受賞のような栄誉ある教会も多数存在します。
例えば、
◆ヴェズレーの教会と丘
◆アルル、ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群
◆フォントネーのシトー会修道院
◆サン・サヴァン・シュール・ガルタンプ修道院教会
(これは正確には巡礼の本街道沿いではありませんが、時代的にはロマネスクを代表する傑作です)
個人的には、彫刻の精緻さとしてはヴェズレー
(いつも、脚立やクレーンで高い位置の柱頭をじっくり見られたらなぁとおもいます)
ローマ風=ロマネスクの証人のような堂々としたアルルの佇まい、
サンサヴァンの見事なフレスコ画…
どれも好きなのですが、
晴れた日に訪れたフォントネーの穏やかな庭の雰囲気、
柔らかな光に満ちた礼拝堂、
そよそよと風を受けていたバラやダヴィディアの木(ハンカチの木)が忘れられません。
これから、ひまわりが咲き、ツール・ド・フランス、そして黄金に実る秋がきます。
シャンパーニュとブルゴーニュの間のフォントネー僧院の静けさも
いっそう荘厳さを増す季節がやってきます。
(山岸)
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