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2014年4月 1日 (火)

共通テーマ「一度は行ってみたい世界の絶景」ル・ピュイのサン・ミシェル・デ・ギーユ礼拝堂(フランス)

ロマネスクツアー 今月のテーマは絶景!
ロマネスクのツアーでは小さな石の彫刻を見て回る印象があるかも知れませんが、そんなロマネスクの人気教会でありながら、絶景でもある、フランスのル・ピュイにあるサン・ミシェル・デ・ギーユ礼拝堂を紹介します。

フランスの広い国土は、アルプスやピレネーの山並みから長い海岸線まで多様な地形、地質に恵まれています。
滋味豊かな大地と涌き出でる清水は、ヴォルビックやエヴィアンなど日本でもおなじみのミネラルウォーターになります。

そんなヴォルビックの産地クレルモンフェランから南は、火山灰と石灰岩地質が広がっており、長い歳月の風による作用で元噴火口のぽこぽこした丘と、切り立った岩山や崖が複雑な風景を織り成しています。

ロマネスクツアー 古来より人々は、こういった風景に畏敬の念をいだいたようで
キリスト教伝来以前から、ケルト系の人々は巨石や奇岩を崇敬していました。

ル・ピュイは、スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステラへのフランスからの4つの巡礼路の基点のひとつではありますが、ケルト時代からの巨石崇拝の地は、壮麗な大聖堂となり、古くからの信仰の土地が変わらず人々の心を集めているのがわかります。

大聖堂がある丘の近くに、サン・ミシェル・デ・ギーユ礼拝堂があります。
ギリシャのメテオラのような険しい岩山の頂にある小さな礼拝堂です。
見上げると果てしなく見えますが、階段は268段。
ゆっくり登っていくと、眼下にル・ピュイの町が広がり、天に近いところに天使ミカエルを祭った古来の人々の気持ちに迫った気がします。

ロマネスクツアー礼拝堂内のフレスコ画やレリーフも可愛らしく、ロマネスク愛好家に人気の教会のひとつですが、ルピュイの町のどこからでも見える岩山そのものの姿は神々しさに溢れています。

(山岸)

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