著:上田

2012年12月 4日 (火)

【共通テーマデー】いつかは参加したい世界のお祭り

私は、以前どこかのテレビか雑誌で見た強烈なインパクトの祭りが忘れられません。
スペインのバレンシア地方で、毎年8月の最終水曜日に開催されるその名も、
「トマト祭り」。

スペイン語では「ラ・トマティーナ」と呼ばれています。La_tomatina_spain_buol_2

州都バレンシアから38キロ郊外にある、人口9000人ほどの小さな町ブニューロには毎年世界各地から2万~5万人もの人々がトマトを投げ合う為だけに集います。幾つかの禁止事項はあるものの、ルールはいたってシンプル。
ひたすらトマトを投げ合うのみ。

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2012年11月 1日 (木)

【共通テーマデー】いつかはここで新年を迎えたい(小笠原諸島・南太平洋)

新年を迎えるにあたって、欠かせないのは「初日の出」。
初日の出を見るならば、やはり海がいいかな。
イメージ的にも何かと騒がしい都会よりも、自然に囲まれた静かな片田舎の方が断然いいに決まっている。

(元旦が晴れたと仮定して)辺りはピーンと空気が張り詰め、完全な静寂に包まれている。星が見えていた真っ暗な夜空が次第に濃紺色に変わってゆき、日の出の時刻に近づいてくる。段々と空が白んでゆき、雲に見え隠れしながらも、遥か彼方の水平線からついにオレンジ色の太陽の一片が現れる・・・。

こんな初日の出を拝むことができたら、「よーし、今年も頑張るゾー!!」という気合が入ります。クリスマスや大晦日など何かと騒がしく年末を過ごしたので、元旦は静かに過ごしたい。更に欲を言えば、昇ってくる太陽を一番最初に拝んでみたい。

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2012年9月 1日 (土)

【共通テーマデー】世界のマーケットで見つけた秋の気配(フランス)

今月のテーマは「秋のマーケット」。
「秋の市場」と聞いて、真っ先に頭に思い浮かんできたのはキノコでした。

秋の欧州で最も印象深かった地域は、秋に何度も訪れたフランスの南西部。
フランス南西部の地域は一般的なフランス周遊のコースには含まれていないことが多く、鄙びた小さな街々が中世の雰囲気そのままにひっそりと点在しています。
10月の秋に差し掛かると山々の木々や葡萄畑が黄葉し、田園風景や街並みは一変します。夏に大きな葉をひるがえして憩いの日陰をつくっていた大通りのプラタナスの葉は全て落葉し、寒風吹きぬける秋からは一転してポカポカの日当りを提供するようになりました。

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2012年8月 1日 (水)

【共通テーマデー】私の好きな水のある風景(南イタリア)~飛び込むのはもちろん・・・水の中!? 

長靴の形をしたイタリアの「すね」のあたり、ナポリから南100キロに位置するパエストゥム遺跡。周辺には水牛農場が多く、イタリアでも有数のモッツァレラチーズの生産地として知られています。
ここで18世紀の半ばにブルボン王朝の道路開設工事の際、古代ギリシャ植民地時代の遺跡が発見されました。
Temple_of_hera_paestum かつてイタリア本土に数多く建設された古代ギリシャ植民都市の遺跡としては、ギリシャ本土に勝るとも劣らない、素晴らしい保存状態の神殿が緑の芝生に聳え立ち、かつて神殿を飾っていた躍動感溢れる神々の見事な浮き彫り彫刻などをつぶさに見ることができます。

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2012年7月 2日 (月)

【共通テーマデー】思い出に残った試合

6年前、イタリアのパルマで町を歩いていたら、夕方頃に突然人通りが途絶え、目に見えて街の人々がいなくなったことがあった。走っている車の数も目に見えて減ってゆき、妙に人通りが少ない。もしかしてシエスタ??
いや、違う。
(北イタリアのパルマのはもうシエスタの習慣はないはずなんだけど・・・。しかも今は夕方だし・・・。)
まるで忽然と人々が消えてしまったかのよう。そしてとうとうパルマの町全体がゴーストタウンのようにガランと静まり返ってしまった。

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2012年6月 1日 (金)

【共通テーマデー】疲れたとき、心癒される場所

Abbaye_du_le_thoronet_3今回の共通テーマは「疲れた時に癒される場所」

教会に慣れ親しんでいるロマ部員としては、やはりここは癒される場所として「教会」を挙げたいと思います。
教会の堂内に入り、礼拝用の椅子に腰掛ける。自然と目は正面の祭壇に向かい、しばらくすると視線は上がってゆき、天井を見上げる。

そんな時に私がホッとした気分や安らぎを感じるのは大抵の場合、小さな教会堂やシンプルな装飾の教会が多いような気がします。
金ピカの装飾に加えて、豪華、派手な教会もいいけれど、天井や壁一面に飾られた聖人の像や絵画をあれこれ眺めているうちに、やはり美術作品を見学しているような気分になってしまうので、やはりリラックスした気分にはなれないのです。

やはり、癒しの空間としてはシンプルな教会が一番。そして街中の喧騒を離れ、静寂に包まれた空間なら文句ありません。

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2012年5月 1日 (火)

【共通テーマ】遠いアフリカで日本の助けあい精神を再発見

東アフリカの国、ケニアには「ハランベー」というシステムがあります。
日本語に訳すと「相互扶助」という意味合いに近く、簡単に言うと、「助けあい精神」のことです。 ケニアの初代大統領ジョモ・ケニヤッタは、独立後にこの「ハランベー」を国のモットーとしました。「何も無いところから、皆で力を合わせ、助け合って国を作って行こうよ。」
そんな意味合いが込められていました。

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2012年1月27日 (金)

世界あっちこっち教会めぐり~マルタ共和国編~

先日マルタ島に行ってきました。
マルタ島は北アフリカとイタリアのシチリア島の間の地中海に浮かぶ小島です。
マルタ共和国という独立国になっており、マルタ本島、ゴゾ島、コミノ島という3島から成り立っています。
シチリア島からはわずか95㎞の距離にあり、空気が澄んでいる時にはマルタ島の展望台からエトナ山が見えるほど近い距離にあります。また、北アフリカのリビアからは350㎞、チュニジアからは290㎞の距離にあります。

Johncathedral_2淡路島の半分ほどの大きさがあり、人口は40万人。猫の数は何と70万匹とも言われています。治安が良く、温暖な地中海リゾートとして、そしてエジプトよりも古い巨石神殿などの観光名所も多く、最近マルタを訪れる日本人が増えているようです。
このマルタの首都である、ヴァレッタにあるのが豪華絢爛な聖ヨハネ大聖堂です。

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2011年12月 8日 (木)

世界で見つけたオモシロ教会めぐり ~南米・エクアドル編~

先日訪れた南米のエクアドルでユニークな教会を見つけました。

教会堂の建築や絵画、芸術といえば、どうしてもヨーロッパが話題の中心地となりますが、実はカトリックの新興国が多い南米にも素晴らしい教会はたくさんあります。南米諸国はカトリック、キリスト教の歴史が浅い為に比較的新しい時代、18~19世紀頃の教会がほとんどです。古い教会のしきたりや決まりごとに縛られない、斬新な発想で造られた教会が多いのです。そこで、これからはヨーロッパや南米に限らず、私が世界各地で見かけたユニークな教会や素晴らしい教会を、さらにキリスト教の枠を越えて、教会の建築や芸術、キリスト教精神に共通していると感じた他の宗教に関してもご紹介していきたいと思います。

ユニークな野生動物の雨どい

そのユニークな教会というのはエクアドルの首都キトにありました。キトは標高2850メートルに位置し、坂道が多い町。その教会は見晴らしの良い高台にあり、通称バジリカと呼ばれています。キトの旧市街歩いているとバジリカの立派な2つの尖塔を時折目にします。一見するとそのユニークさは分かりませんが、目を凝らして写真をじっくり見て下さい。側面にエクアドルの野生動物が彫り込まれているのです。(黒く見えるステンドグラスの先端と先端の中間部分あたり)アマゾンのジャングル地帯に生息するサルやアリクイ、ガラパゴスの島々で見られるゾウガメやイグアナ、喉元の赤い袋を大きく膨らませるグンカンドリなどが、なんと雨どいになっているのです。ちょうどガラパゴスの島々に渡る前でしたので、意外な発見にお客様皆様は大喜び。高い場所にある動物達の雨どいを一心不乱に探し始めました。まだ見ぬ野生動物への期待が一気に高まりました。その当日は雲一つない快晴。最高の観光日和でしたが、たとえ雨が降ってもこのバジリカの見学は大丈夫。気落ちすることはありません 雨水を口から勢いよく吐き出す、元気なゾウガメやイグアナ、グンカンドリ達を見ることができるからです。(上田)

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2011年8月18日 (木)

フランスのぶらぶら町歩き(ポワティエ)

フランス、ポワティエ旧市街先日、フランスのポワティエという町に行ってきました。

フランスの地図で見ると、ちょうど真ん中からやや左側の大西洋の方向に寄ったあたり、
西部に位置している、人口10万人ほどの小さな町です。
ここはポワティエ大学とロマネスク時代の教会がある町として知られています。

町の中心の市場(大聖堂)広場から歩き始めると、広場のベンチやカフェのテラス席には若者の姿が多く、若々しい明るさが感じられます。道行く人々の足並みも軽く、本を抱えた人々が行き交い、学生の町であることを実感します。

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