青の奇跡、ペリトモレノ氷河
カラファテという町は南緯51°に位置するパタゴニアで有名な町です。
町から80キロ西へ進むと世界で一番美しいと言われるペリトモレノ氷河が待っています。
夏も終わりかけていましたが、まだまだ暖かく、日も長いカラファテの町。
まずはじめに、モレノ氷河をフェリーにて観光。
遠くから見ると小さく見えるモレノ氷河。目前では大迫力。
水面から出ている氷河は高さ約40m、水中には120mもの氷河が隠れています。
ダウンを着て、毛糸の帽子を被り、完璧な防寒で観光にのぞみましたが、時々吹く切るような、冷風が頬にしみます。
しかしそんな寒さも吹き飛ぶほど、見とれてしまいました。
午後は展望台にてモレノ氷河をより間近で観察。
ここでは氷河のメイン!?崩落を見るために、たっぷり時間をとって観光。
ベンチに座りながら、崩落をひたすら待つのです。
という轟音が響き渡りました。
音がしてから見るのでは時既に遅し。
しかし何度も何度も、ドーン・・・ドーンと聞こえてきます。
小さな崩落でも密度の高い圧縮された氷が落ちれば、音は響き渡り、大きな波紋が水に残ります。
崩落に喜ぶ私達ですが、その裏には「温暖化」という大きな問題が隠れています。先日テレビでヒマラヤ山脈の氷河の麓の町が、溶けた氷河の湖によって、いつか大洪水で潰れるかもしれないというドキュメンタリーを見ました。
観光収入で発展しているカラファテ。そして氷河国立公園。
パタゴニアの氷河は世界の氷河の中で一番融解が早い氷河と危ぶまれ、
過去7年間でチリ、アルゼンチンのパタゴニアの氷河は東京ドーム3万4千個分の氷河が溶けてしまっているそうです。
アルゼンチン人は、美しいこの自然遺産氷河は私達の宝物だけれど、あと50年後にはなくなっているかもしれないわね。
とつぶやいていました。
そんな氷河があるパタゴニア。世界の最果てですが、大迫力の氷河がなくならないように日々努力すると共に、早く見に行くことをオススメ致します。
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