南米のスイス「バリローチェ」
バリローチェが南米のスイスと呼ばれる所以は何でしょうか。
パタゴニア地方の北に位置し、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから飛行機で
約2時間。パタゴニア地方では北に位置する町「バリローチェ」からツアーは始まりました。
スイス人(やオーストリア、ユーゴスラビア、ドイツ人)移民が多く、この土地を開拓して
いったので南米のスイスなのでしょうか。
私達は飛行場からバスに乗っている瞬間に気づきました。スイスアルプスのような景色に。
スイスの移民はこの景色に母国への思いを馳せながら住み着いたのでしょう。
(実際、気候や景色が似ていたという事が中欧の人々を引き寄せた要因だそうです)
冬は南米の雪を見たことがない人々がスキーをしに集まるこの町バリローチェ。
今は夏の終わりなので、雪は積もっていませんでしたが、美しい山々が目前です。
町から少し外れたカンパナリオの丘で2人乗りリフトに乗り、丘にあがり周りの景色を一望。
ナウエルウアピ湖という大きな湖とその後景には美しい雪山が姿を見せます。
湖の真っ青な色と、ブナ森の深い緑の、これでもかっ!というぐらい目に良い色彩の
コントラストを丘の上から見たときには、その美しさに暫く目が離せませんでした。
金髪のユーゴスラビア系移民のガイドさんが一言。
「これが私達、バリローチェの人々の夏の自慢なのよ。」
こんな景色の中で育ったなら、絵描きにでもなっただろうなぁと思いながら、
大好きな加藤登紀子さんの「百万本のバラ」がBGMで脳裏を過ぎりました。
バリローチェ
手前の湖はクローバー湖。奥にはフィヨルド状の半島、
ジャオジャオ半島。そして後方には雪山が聳え立つ。
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