2009年10月16日 (金)

マヤ遺跡いろいろ(グアテマラ編)

こんにちは。遅ればせながらブログ初登場、マヤの水先案内人、高村“誰がためにマヤは鳴る”陽子です。
001  先日、グアテマラとベリーズの視察に行ってきました。これまで一般的なツアーではなかなか入れられなかった“穴場”を探すことが目的でしたが、限られた時間の中でどこを周るか試行錯誤した結果、今後のツアーでぜひ組み込みたい遺跡に絞って訪問してきました。そのいくつかをご紹介していきたいと思います。

 今回はまずグアテマラ編から。グアテマラでは、最も有名なティカルから車で約2時間のヤシャ遺跡を訪問しました。通常のベリーズとグアテマラを含む周遊コースでも通る幹線道路から、未舗装の道を30分ほど入った所にあります。以前、アメリカの人気TV番組「サバイバー」の撮影がここで行われたこともあり、アメリカ人には有名な観光地になって002 いるようですが、それでも訪れる人はまだまだ少ないようで、大衆化する前の「とっておき感」が感じられます。けれども情報の少なさとは裏腹に、公園内は階段などもかなりきれいに整備されており、天文台や球戯場、サクベ(大通り)もきちんと復元されています。さらに進み、ピラミッドの上から眺める景色は、ジャングルと湖と遺跡のちょっと意外な組み合わせが興味深く、ヤシャ湖とサクナブ湖に面した遺跡が「緑青の水」という意味であるということに納得させられます。

 魅力はもちろん景観だけではありません。歴史的には、紀元前600年ごろから紀元900年頃に存在し、古典期の700年から800年頃が最盛期と言われていますので、近くの大都市国家ティカルとほぼ同年代の都市であったということになります。ティカルとの共通点はほかにもあります。双子の向かい合うピラミッド、石碑、祭壇の4つを備えたコンプレッホという様式はティカル独特のものですが、このヤシャでもその同じ様式を持つということで、ティカルの属国であったのか、もしくはティカルから独立した王族らが興したのか、いずれにしても何らかの強い関係があったのではないかと言われています。

 003 また、ホンジュラスのコパンの初代王ヤシュ・クック・モがつけているゴーグルは、TVなどでマヤ文明に関する番組でよく登場しますのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、テオティワカンの影響を受けたのではといわれるこのゴーグル、それをつけた像の石碑がヤシャ遺跡にも残っています。一つの巨大都市国家が他の都市を属国や衛星都市として従えていたのではなく、複数のコミュニティが交易を基盤に共存していたマヤ。ここでもティカルとだけではない交易の幅を感じさせられました。(高村)

ヤシャ遺跡を訪ねるツアーはこちら

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