大きなモアイのいる島へ(チリ・イースター島)
皆さん、こんにちは。今日の私はいいスタート、石井“恋多き謎多きモアイ征夷大将軍”久美子です。
本日は謎多き島、イースター島についてご紹介致します。イースター島と聞いて、まず一番に思う浮かぶのは、モアイ像ではないでしょうか?あのいかつい顔!一度見たら忘れられないインパクトがありますよね。実はあの顔は人面を模したと言われていて、全身で小さなもので約1m、大きいものでは約21mの大きさがあり、製造途中のものも含め、島には1000体以上もあります。島全体の面積は180km²程で日本の小豆島くらいなので車があれば1日で島をぐるっと回ることができてしまう広さです。そこに1000体以上のモアイ像があるのですから、ちょっと異様な気がしてしまうのは私だけでしょうか?
ではなぜイースター島にはたくさんのモアイ像があるのでしょか?また何の為に造られたのでしょうか?様々な疑問が浮かびます。実は私が冒頭に謎多きと書いたのは、まだ解明されていない事が多いからなんです。
もともとモアイ像が造られた目的には様々な説があり、有力な説はモアイの台座から人骨が見つかっていることから、墓碑であったというもの。他にも守り神だったとか村のシンボルだったとか様々。たくさんのモアイが造られた背景には、加工し易い凝灰岩があった事、部族の集落が増えていって権力の誇示の為、競争するかのように造っていった事、島が孤島の為、外敵の心配がほとんどなかった事などが挙げられる。初めは小さなモアイ像からだんだん大きくなって、その形状も時代によって変化しているので、イースター島には色んな表情・姿のモアイがいます。
またこの島の歴史の中では、モアイ倒し戦争と呼ばれる部族間の争いも起きているので、 今でも倒れたままのモアイも数多く見受けられます。もしかしたら、知っている方もいるかもしれませんが、この倒れたモアイをクレーンを使って起こした日本の企業がありました。私もちょうど数年前にドキュメンタリー番組でやっていたのを見ましたが、何十トンもある石造を立てるのは、容易な事ではなく、大変な作業で、人々の苦労と努力に感動してしまいました。
さて、イースター島の歴史やモアイに関して、謎が多いのは、記録が極端に少ない事が挙げられます。もともとここにはロンゴロンゴと呼ばれた絵文字の様なものが使われていました。板や石、木材など様々なものにこの絵文字が刻まれていましたが、ヨーロッパや欧米などから来た人達によって、悪魔の文字として、破壊されてしまったり、島民自体も奴隷にされ、また天然痘などの病気が流行り文字を読める人達が激減してしまったから。今日、残された資料などから研究が進められているが、まだ解読は困難を極めています。
太平洋に浮かぶ、未だ謎多き小さな島。
日本と同じ島国。
話す言葉は違うけれど、なぜか親しみを感じる。
空港に降り立ったら、まずは”イオラナ(ラパヌイ語でこんにちはの意味)”と挨拶。
ここから素敵な旅の始まりです。(石井)
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