2009年11月 9日 (月)

世界の街角一丁目 第8回 ウシュアイア(アルゼンチン)

みなさん、こんにちは。掘ったら掘ったで掘りっぱなし、関口”俺の坊主は地球をドリル”洋です。

002  本日は第8回目の「世界の街角一丁目」です!今回私がご紹介させて頂きますのは、これからが旬の「地球最果ての地」アルゼンチンはウシュアイアです。ところで少年時代に、「ここをず~~~~っと掘っていったら、ブラジルに着くんだぜぇ」なんて話を友達としつつ、外で遊んでいたことがあったのを思い出します。また、私以外にもそんな話をしていた方もいらっしゃるのでは?

海外添乗員になり、少年時代に夢描いていた地に実際に訪れる事が多くなった。日本の裏側にいけるなんて夢のまた夢でもあった。添乗員となって実際に調べてみると日本から地下へ地下へとドリルで進んでいくと、ブラジルに上陸とまではいかないまでも、少なからず大西洋のブラジル沖には出るらしい・・・まぁとにかく大体南米に到達することは間違いない!しかしながら、地球最果ての地に到達するには、仮に私が地球を掘り続け、無事灼熱のマグマをスーパースーツを着る事により無事切り抜け、そんな少年時代の夢を実現してブラジル沖に到着したとしても、更に南に旅を続けなくてはならない!(ところでそのスーパースーツは何が”スーパー”だったのかは今やわからない・・・)

少年時代の前置きが長くなりましてすみません。

001 ウシュアイアはアルゼンチン最南端の町で、一般的には「地球の最果ての町」と言われている。その所以を知ると、是非とも実際に最果ての地に立ってみたくなるのは私だけではないと思うが、どうでしょう。ちなみにウシュアイアの場所は、南緯54度・西経68度。ここではその南緯(緯度)に注目してみたい。少し大人らしい複雑になってしますが、地球儀や、ご自宅の世界地図を見ながら考えると面白いかと思います。この機会に一緒に地球を眺めて見ませんか?

実は我々も含め北半球人にとっては、北緯54度と聞いてもさほど驚かないでしょう。北海道の最北・稚内が北緯45度。その北にもまだまだ国がある。ちなみにモスクワが55度、更に上にノルウェーやアラスカ、アイスランドなどなどがあります。

そんな北半球に対して、南半球・最南端の町として知られているのがウシュアイアです。004 北には様々な大陸や島々が密集しているのに対して、南にはウシュアイアの他に南極しかないといっても過言ではありません。地図を見てみると、ウシュアイア以南には西にも東にも海しかなく、しいて言うならニュージーランドが南緯46度に達しているくらいです。っと言うことは地球上の南緯47度以南には、パタゴニアしかない。しかもそのパタゴニア最南端だからこそ、ここウシュアイアはただ簡単に「南半球最南端の町」と言うだけでなく、「地球最果ての地」などとスケールも大きく語られるのではないでしょうか。回りには何も無い、まさに端の中の端と言うのもこれを考えるとうなずけます。南極までの距離はわずか1000キロくらいしかありません。このことから多くの南極観光ツアーのクルーズ出発港にもなっています。

003 そんな町に立つと、目の前にはあのダーウィンの研究でも有名なビーグル水道が、後ろ手にはアンデス山脈の南端が迫り、森林限界線はすぐ手の届くところに・・・そんなウシュアイアの独特な雰囲気が、より一層最果ての地に立っている感覚を演出してくれます。ビーグル水道のクルーズを楽しんだり、他にも「世界の最果て号」と言われる観光列車や、アラスカからアメリカ大陸を南北に貫くパン・アメリカンハイウェイの終着点でもあるティエラ・デル・フエゴ国立公園など、「最果て」を感じさせる観光がいっぱい。おススメのウシュアイアの過ごし方はズバリ、そんな端を感じることです!

お土産屋さんや各種お店で賑わう街中を散策するのも感慨深く、帰国後には最果ての地から出した絵葉書が届くのを待つのもまた、ウシュアイアに行かなければ出来ない独特の楽しみの一つでしょう。世界に「端」は数多くありますが、本当の「地球最果ての地」は、やはりウシュアイアと言えるでしょう!私の中の「端シリーズ」ランキングトップに君臨するのは他でもない”端の端”ウシュアイアです。(関口)

パタゴニアに魅力はこちらから

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