2009年11月16日 (月)

私の音楽履歴書 その2、ラテン音楽にリズムする

Jamaica  みなさん、こんにちは。冷え込む夜はクラシック、坂岸”運動神経はピアノのセンスと反比例!?”茉莉です。 本日は、秋も終わりかけ、そんな季節ですがラテン音楽で熱くなろう!と言う想いで南米の音楽について触れていきたいと思います。

私の幼少時代は「女の子はピアノを習い」「男の子は水泳かそろ盤」というお稽古事ブームがあったので、例にももれず小さい頃からクラシックピアノに励んで来ました。スポーツも好きだったのですが生涯一度もリレーの選手に選ばれずに終わり、バッハを父として、ロマン派のリスト、ショパン、スクリアビンそしてラフマニノフを恋人と思い学生時代を過ごしました。

Cuba2 しかし大学時代のラテン音楽との出会いが私の音楽観を突然、変えたのでした。
譜面を追って、協和音を主にしてハーモニーをうたうクラシックという音楽を演奏する中、不協和音や強拍の位置の違い、漲るスピード感を持つラテン音楽に魅了されたのです。

そしてその後、様々な中南米地域を訪れ、沢山の独特な音楽に出会ってきました。
本日はそんな音楽の数々を少し紹介致します。

Jamaican_musico ①レゲエ(ジャマイカ)
その名の通り「情熱と音楽のカリブ~」というツアーで訪れたジャマイカ。ボブ・マーリーで有名なレゲエ音楽の発祥地。緩いリズムとラスタファリズムのメッセージが込められたレゲエ。町を歩けば、どこかでコンサートが催され黄色と緑、黒のラスターカラーに囲まれたミュージシャンたちが平和と愛のリズムを刻んでいます。 エネルギーに溢れて毎晩踊りに行くようなツアーでした!


「私達の魂はあなた達に届いたかい、やーまん(ジャマイカ人の相槌)?」

と言われ、熱い音楽の中、夜は更けて行きました。

Cuba ② ソン(キューバ)
キューバと言えば、「ブエナビスタソシアルクラブ」のドキュメンタリーに魅せられた人も多いかもしれないですが、(私もイブラハムフェレール氏の声が大好きです)ソンというリズムが有名で、メレンゲやサルサ音楽が街中に溢れています。トリニダーという歴史街を訪れた時、どこからともなくキューバ人の老人達が集まり、マラカスを振り、トンガを叩き、ギターを弾き、哀愁ある声が加わり演奏が始まります。

「キューバ人はいつも音楽と一緒なんだよ。ばもす!せにょりーた!!(さぁ躍ろうお嬢さん)」

歌に踊りに、哀愁あるメロディーがいつも観光客を迎えてくれます。

Peru ③フォルクローレ(ペルー)
誰もが聞いた事がある「フォルクローレ音楽」。パンフルートのようなケーナで始まる「コンドルは飛んでいく」を連想します。マチュピチュ村の街角で聞いた彼らのマイナー調の音楽はアンデスの地形に、とても合います。魂を込めて、大地の神に捧げているそうです。
「Id rather be a hummer than a nail~♪」サイモンとガーファンクル顔負けの歌手と演奏に出会えます。

Brasil ④ボサ・ノヴァ(ブラジル)
日本のカフェ音楽を代表するボサノヴァ(「新しい傾向」という意味」はリオ・デジャネイロなどの海岸地域で生まれた音楽です。小野リサさんでも有名ですが、ブラジルに行っても、意外で聞く機会が少ないのがこのボサノヴァ。ブラジルは黒人、白人、黄色人種など様々な文化背景から、サンバをはじめ、ショーロ、カポネイラなど沢山のリズムが存在します。きっとお気に入りの音楽が見つかるはずです。
「なぜ躍らないの?」ブラジル人に口々に言われます。

このように中南米には音楽史に沿って旅をすることも出来る程、音楽が溢れています。私は旅をしながら出会う音楽が、旅の情景と合わさり、旅を豊かにすると思っています。ちなみに今はブラジル人歌手の「trivalista」という歌手に夢中になっています。

中南米に訪れた際は、是非、自分のお気に入りの音楽を探してみてください。
(坂岸)

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