旅で出会った素朴な笑顔たち(パプアニューギニア)
ある程度予定は立てているものの、基本的に行き当たりばったりの旅行です。その時の気分やノリで行動。。時間と日程をしっかり把握し、消化していく添乗員とは思えぬ無計画さ。旅先で出合った人に勧められて、もしくは仲良くなり旅路を共にしたり...新しい世界を見る喜びと同時に、こうした人との出会いや触れ合いが私にとっての旅の最大の魅力なのです。
しかし、そんな旅行の仕方にも少々疲れを感じるときがあります。やはり私ももう若くはないのでしょうか?町から町へ移動し、重い荷物を持ってホテルを探す虚しさ、ようやく辿りついた夜中のホテルでベットに倒れこみ『一体、こんな思いをして何をしているのだろう...』と思ってみたり。
それでも止めることが出来ない旅の魅力。旅行が大好きな方ならご理解頂けますよね。
さてさて、そんな私が昨年行った、パプアニューギニア。これまた思い出深い旅行の一つです。パプアニューギニアは言わずと知れたダイヴィングスポット。日本からも多くのダイバーたちがその美しさに魅せられ、幾度となく訪れていると聞きます。しかし、私がダイバーかと言うと、ノー。非常に興味はあるものの、ライセンスすら持っておりません。 では、なぜにパプアだったのか??一緒に行くMさん(会社の先輩です)と、この先、2人が添乗でも行かなそうなところ、かつ、予算が合うところ、の2点で行き先を考えた結果、浮かんできたのが、このパプアニューギニアというところだったのです。それでも尚、『えっ?どうしてパプアなの??』と二度聞きしてくる人もいました。確かにそんな人の気持ちも十分分かります。きっと私もどうして??と質問する一人だと思います。
しかし、開けてびっくり玉手箱。これが以外といける。このブログでシリーズ化して10回くらいは
優に語れるくらいの玉手箱っぷり。ビートルナッツ、ワントーク、ダイヴィング、自給自足の生活、部族、信仰などなど、心に残ることが本当に多くありました。
パプアニューギニアを私が勝手にエリア別けをすると、海の人と山の人、という二つの部族に別けることができると思います。そして、私の感覚で言うと、山の人たちは、海の人たちと比べると外との接点が少なく、俗に言う“田舎”の人ということができるのではないでしょうか。“田舎”というと、若干、語弊が生じるかもしれませんが、彼らはとても純粋で、いい意味で、文明慣れしておらず、人間らしい、私達、日本人が失ってしまった何かを持っているような人たちでした。
そして、そこで出会った、彼らの笑顔!!パプアニューギニアの旅行で、何よりも私の心を捉えて離さなかったのは、紛れもなく、彼らの笑顔です!!これまで、添乗、または個人的な旅行で様々な国を訪れてきました。しかし、この国の人の、特に山の人たちほど、輝かしい笑顔を持っている人たちには出会ったことがありません!しかも、大人も子供も、みんな素敵な笑顔をみせてくれるのです。デジタルカメラに興味深々ではありますが、そのレンズを向けると、恥ずかしがり、顔を背けてしまいます。その時のはにかんだ笑顔がなんと愛らしいことか!思いっきりギュッとしたくなるような笑顔の持ち主たちです。
どこの国でも、素敵な笑顔の持ち主に出会うと、それだけで幸せな気分になれます。街角で、店先で、社内で...落ち込んでいるときに、なんだかちょっと元気をもらったり、少しイライラしている時は、なんちゃーないと思えてみたり...笑顔の持つパワーはなんと大きいのでしょうか!
では元気をもらいにパプワに...という訳にはさすがにいかないと思いますが、何かに行き詰ったらパプワへのご旅行という選択肢もありだと思います!!(尾形)
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