南アワインで毎日乾杯!(南アフリカ)
そもそも、「ボジョレー・ヌヴォー 解禁日」とは?と疑問がある方の為に。。。まず、ボジョレー・ヌヴォーとは、フランス南部に隣接する丘陵地帯のボジョレーで生産される赤ワインのうち、ブドウを収穫した年の11月に出荷される新酒のことです。そして、解禁日はそれぞれの国の現地時間で11月の第三木曜日の午前0時に一般への販売が解禁されるのです。
日本に関しては時差の関係から世界の先進国の中ではいち早く解禁の時を迎えることができます!
古酒より新酒が好まれる日本では、ワインの新種も受け入れやすいようで、世界のボジョレー・ヌヴォー総輸出本数の約半数を輸入しており、世界最大の輸入国というから驚きであります。本当に、日本人は新しいものを取り入れることが好きな国民だなぁ~。と改めて実感します。
そして、このヌヴォーはそもそも農民が収穫を祝ったのが始まりで、輸出が始まった1968年当初の解禁日は11月15日であったが、1984年から11月の第三木曜日に改められ現在に至ります。
日本への航空便での輸入は1976年から開始されバブル期の1980年代後半に一大ブームを迎えるものの、バブルの崩壊と共にブームも下火になったが、再び1997年頃からの赤ワインブームに乗り脚光を浴び、近年ではバブル時代を上回る販売数量を記録しているそうです。
さてさて、ボジョレー・ヌヴォーの話ばかりしてしまいましたが、ワインは何も、フランスだけではなく、最近ではニューワールドと呼ばれる、アメリカ、カナダ、アルゼンチン、チリ、オーストラリア、中国、そして南アフリカの7ヶ国のワインもかなり注目を浴びています。私としては、このニューワールドのワインが気になる所でもあり、中でも、私個人としては日本市場ではまだまだ珍しい南アフリカのワインが最も気になる存在であります。
南アフリカ産のワイン?とお思いの方も多いでしょうけれど、南アフリカのワインの歴史は以外と深く、遡ること355年前になります。1654年、当地に移住した和蘭東インド会社の人々が南アフリカの現在のケープタウンにヨーロッパ種のぶどうの苗を植えたのが始まりです。アパルトヘイト時代には様々な良抑圧によって低迷もしましたが、1994年にネルソン・マンデラが大統領就任後には、輸出が急激に増加し、現在では世界第7位の地 位まで着けていて、近年ではコンテストでも優勝する程にまでなり、世界でも認められてきているようです。
南アフリカ産のワインがここまで注目されてきた理由は、やはり良質なブドウが収穫出来、そして、他国よりも安価に良質なワインが楽しめることからでしょう。 (井手)
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