2009年12月14日 (月)

私の出会った世界のシャーマン

 Chaman
こんにちは!
 人生に困った時こそ細木和子さん!「プライド高い、フィーリング任せの行動派」坂岸”火星人(マイナス)”茉莉です。

 ちなみに火星人の私の性格は上に書いたように「プライド高い、フィーリング任せの行動派」だそうです。これを同僚に話した所、みんなに「当たってる、当たってる!」っと関心されてしまいました。どうでしょうか。

 ところでこの時期になると、ついつい来年の運気が気になる占い好きは私だけでしょうか?先日は細木和子さんの六占星術に目覚め、今までの私の歴史を振り返ってみることにしました。するとびっくり大当たり!1番運気が悪いとされる大殺界の年に大失恋を経験していました・・・ホントに占いにはいつもながらびっくりさせられます。今思えばですがね。

 さて、占いとは話が違いますがシャーマンという存在を知っていますか?

 最近私はコロンビアでシャーマンに会いました。
 シャーマンとは祈祷師のことで、一般的にはトランス状態に入って、自然界に居る霊的存在と繋がりを持って交信をする人のことだそうです。世界中の秘境地域を添乗していると、様々なシャーマンに出会う事があります。占いとシャーマニズムを一緒だとは思っていませんが、そのような霊的な存在、運命やさだめ、という物を何かしら信じてしまう私にとっては、シャーマンと呼ばれる人に出くわす度に、感銘を受けてしまうのです。

1.マダガスカルのシャーマン
 Baobab
それは2007年10月、マダガスカルに訪れた時のこと。マダガスカルはちょうど春にあたりジャカランダが綺麗な時期でした。あの有名なバオバブの樹にも新芽が芽吹いてきた時期だったと思います。マダガスカルの首都アンタナナリボの近郊に「アンブヒマンンガの丘の王領地」を訪れた時のこと、どこからともなく「キエーアエーギャーッッッ」という叫び声が聞こえてきました。お客様と一緒に、なんだろうと近づいてみると、マダガスカル人2~3人に囲まれて半裸の男性が石に頭を付けて叫んでいました。驚きと共にガイドに尋ねると、彼は「シャーマン」だとのこと。
 アンボヒマンガはマダガスカル語で「美しい丘」という意味です。その丘にある石はとてもMono 古く、マダガスカルの歴史を見てきた仙人のような存在。その石に力を貰いながら、一般の人の呪われた病気を治しているそうです。

なんとも衝撃的なシーンでした。

2.Guatemaraグアテマラのシャーマン

  それは2009年4月聖週間(セマナサンタ)の時期に訪れたグアテマラに訪れた時のこと。グアテマラシティ近郊のカミナリフユ遺跡でシャーマンに偶然出会いました。カミナリフユは「死者の丘」という意味で、紀元前4世紀頃から栄え始めた古代遺跡です。ここも同じくマダガスカルのように丘のようになっていて、その丘の麓で火を使いながら、躍っている女性がいました。その周りにはグアテマラ人の家族が10名程手を繋いで円になり、目をつぶって祈っています。聞いたところによると、何か家の決May_people 定ごろを占ってもらっているのだとか・・・。静寂な雰囲気と、背景に鎮座する古代遺跡、その組み合わせは非常に厳粛でした。

携帯電話を片手に若いグアテマラの女の子も祈る時は必死。シャーマニズムが一般家庭に根付いている瞬間を垣間見ました。

3.コロンビア・アマゾンのシャーマン

  Tikuna先日コロンビアを訪れた際に、レティシアというコロンビア側のアマゾン川流域に住む先住民ティクナ族のシャーマン儀式を見てきました。今回は偶然に会った訳ではなく、儀式を見に行ってきました。彼は大きな被り物を被り、ティクナ語なまりのスペイン語で、うさぎに出会って殺そうとしたが、その瞬間に魂が自分に入り込み殺せなかった、などと憑依の話を聞かせてくれました。炎の中で呟きながら淡々と語る彼の横顔は、今でも伝統儀式、伝統宗教、伝統生活を守るティクナ族のプライドを感じさせてくれます。

旅をしていると、さまざまな一期一会に出会います。
日本の常識では考えられないような瞬間に出くわします。コロンビアでもマダガスカルでもグアテマラでも、彼らは彼らを哲学を持って一生懸命に生き、生活しています。そっと影から覗くだけではなく、積極的に話かけてみるのも勉強になりますね。

さぁ数年後に大殺界(12年に一度の一番悪い年)を迎える私ですが、シャーマンにでも祓ってもらいましょうか。
(坂岸)

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