2009年12月18日 (金)

私、アルパカに恋をしました。(ペルー)

002 みなさん、こんにちは。今日も私は放牧中、井手“草がご飯に化けるメシバケッソ”麻美です。 

 日本の今年の冬は暖冬と言われてましたが、今週に入り気温も一気に一桁まで下がり、ぐっと寒くなり、いよいよ冬本番ですね。吐く息も白くなり、手袋やマフラーが手放せない時期にいよいよ突入です。
 
色々と冬支度をし始めている人も多いでしょう。ストーブやこたつを出したり、衣替えをしたりと。。
私もつい先日、(随分遅いですが・・)やっと真冬の衣替えを終えました。ウールコートやセーターを出したりと、以外と大仕事でした。そんな中、衣替え中に昔購入したペルー製のアルパカセーターが出てきました。日本のショップで購入したものですが、数年前と今も風合いが全く変わらず、さすが、アルパカ製品と一人で関心してました。
 
 アルパカのセーターは、薄いながら、とても軽くて暖かくて冬には重宝するので、私自身とても気に入っています。 私がアルパカ製品と初めて出合ったのは、約十年程前にもなりますが、その当時はアルパカについて知っていたことと言えば、ウールに比べて軽くて暖かく、そして、高級だということくらいしか知りませんでした。
 その当時の私には、アルパカがどんな動物か、どういう特徴があるかなんて全く知りませんでしたし、正直、そこまで興味はありませんでした。

 そんな私が、アルパカに興味を抱き、こよなく愛す様になったのは、ペルーで初めてアルパカを見てからです。


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CM等で見た方は想像が付くとは思いますが、体はフワフワかつモコモコした体毛に包まれ、顔立ちはパッチリとした目に長~いまつ毛という愛くるしさ!!一瞬で心は奪われてしまいました。

 
ここで、少し愛すべきアルパカについてお話させて頂きます。

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分類はラクダ科です。ちなみに、ラクダ科の動物はアンデス地方には3種類いて、アルパカ、リャマ、ビクーニャになります。
 アルパカは、南アメリカ大陸の、ペルー、ボリビア北部、チリ北部の、海抜およそ3,500 - 5,000mのアンデス湿潤高原地帯で放牧されていて、アンデス地方では、はるか昔インカ時代より、家畜として人々と共に暮らしてきました。

 アルパカは体長約1.5~2m、体高(肩高)約0.9m。体重は約50kg前後です。ビクーニャよりやや大きく、リャマより小さいです。妊娠期間は約11ヶ月で一回の出産1子です。時速は40km前後もでるそうです。そして、好物は、草や苔だそうです。
 性格はというと、臆病でシャイなのですが、好奇心は旺盛なのだそうですが、このギャップも愛らしいと感じてしまいます。

 体毛は非常に良質で、古来より、衣類を始め生活用品への体毛の加工利用が目的でし た。
毛を利用するために品種改良された家畜であり、その毛は今日でも広く利用されていま003_2 す。アルパカの毛は刈り取るまで伸び続けます。毛色は茶・黒・白・ネズミ色の約4種類ですが、さらに分けると25種類ほどにもなります。 アルパカの毛の種類は「ワカイヤ」と「スリ」の2種類があり、「ワカイヤ」はふわふわでもこもこしている毛で、「スリ」はさらさら、少しツイストしています。
 その毛で、アルパカセーターやさまざまな衣類が作られているわけです。

 リャマと異なり、荷役にさえなれなかったアルパカですが、良質な製品を世に出し経済に貢献しているだけでなく、可愛らしい容姿とキャラクターから多くの人々に愛されて止まないアルパカ・・・

 アルパカの刈られて作られた製品を愛用しているのも、心が痛みますが製品は本当に良質で一生物です。現地で購入するならば、日本の約2~3分の1程度の価格で手に入ると思います。
 

 昨年には某CMに起用され、最近では、癒し代表として国民的キャラクターとして、人気に拍車がかかっています。
 アルパカファンの私としては、アルパカを実際に目でご覧頂き、その魅力に触れて頂きたいところではありますが、南米ペルーまでは行けないという方には、我が日本でも牧場で飼育されていますので、ご興味、又は癒されたい方は、是非訪ねてみるのも良いのではないでしょうか!

(井手)

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文:井手(満腹あさみ)」カテゴリの記事

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