世界で一番「幸せ」な国、コスタリカ
みなさん、こんにちは。森の国の楽園ベイビー、高村"あなたに愛のエコポイント"陽子です。
今日はコスタリカについて書いてみようと思います。
南米に比べて若干地味な感がある中米。その中でも最近では、コスタリカが「平和」と「環境保護」で知られるようになってきました。昨今注目のキーワードにマッチしているからか、徐々に認知度も上がってきたのではないでしょうか。
今年7月、英国のシンクタンク新経済財団(NEF)が世界143カ国・地域の「幸福度」について調査した結果、世界一幸せな国に中米コスタリカが選ばれました。この幸福度は、世界各地の人々が感じている人生への満足度に加えて、環境に対する負荷の度合いや国への期待度などをそれぞれ数値に換算し、幸福度指数(HPI)を算出したもの。もちろん、幸福の基準は人それぞれでしょうが、この幸福度指数の算出方法を見る限りでは、エコが叫ばれる中、早くから環境問題に取り組み、エコツーリズム発祥の国とも言われるコスタリカが1位に選ばれるのは納得です。「平和」と「環境保護」に「幸せ」というキーワードまで加わるとまるで“楽園”のようではありませんか。ちなみに上位10カ国では、なんと第5位のベトナム以外9カ国が全て中南米諸国。私たち秘境チームとしても誇らしい限りですが、日本は75位、アメリカは114位。何とも複雑な結果です。
コスタリカは“幻の鳥”と言われるケツァルが棲む、数少ない国としても知られています。ケツァルは、捕らえられると自由を奪われた事を嘆くあまり死んでしまうと言われる“自由の象徴”でもあります。現在では乱獲によって、コスタリカでも限られた地域でしか遭遇することができませんが、“幻”なんて言われれば言われるほど見てみたくなるもの。特に、オスのケツァルの美しさは絶品です。長い尾が光に透けて七色の虹のように輝く様子はこの世のものとは思えません。“世界一美しい聖なる鳥”というキャッチフレーズは決して大げさなものではありません。コスタリカは軍隊を持たず、軍事費よりも教育や自然保護にお金をかける国ですから、(日本の自衛隊同様に問題はあるようですが、、、)聖鳥ケツァルはもしかするとそんなコスタリカだからこそ、あえて自らの住処にしているのかもしれませんね。
ちなみに本日は、ノーベル賞授賞式が行われる日。ダイナマイトを発明したアルフレッド・ ベルナルド・ノーベルの命日です。「平和」を愛する国コスタリカの現大統領アリアス・サンチェスは中米和平合意成立の功績により1987年にノーベル平和賞を受賞しています。「平和」も「環境保護」も「幸せ」もコスタリカのものだけではなく、世界規模で実感されるようになることを願うばかりです。(高村)
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