徒然なるままに・・パリダカ、アルゼンチン・チリのお話
みなさん、こんにちは。夜空を走るエコポイント、吉枝“夜の区間賞”健一です。
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
さあ2010年最初のブログになります。これからも各地の様々な情報を色々な角度からどんどんご紹介していきたいと思っているので、みなさんよろしくお願いします。
突然ですが、私は車が好きなので、モータースポーツも日々チェックしています。最近では、自分でいじれる我が家の経済状況ではないので、ノーマル車で街乗りを楽しんでいますが・・。
さて2009年は、様々なメーカーのモータースポーツの撤退が話題になりました。トヨタ、ホンダのF1撤退とそれよりも衝撃だったブリジストンのタイヤ供給撤退の発表、三菱のダカールラリーのワークス参戦の撤退・・・などなどファンから見ても残念なニュースが沢山ありました。ファンの夢と企業としての現実。エコを叫びながらも環境汚染をしている現実。もちろん気付いていない環境汚染もあるんです。例えば赤ちゃんをベビーカーにのっけて道を歩けば、親は非常に楽ですが、子供にとっては車の排気ガスが顔の高さと丁度同じになり、子供に排気ガスを自ら吸わしていることになります。こんなの自分で座ってみればすぐわかる事ですが、意外に街を見ると大通りでベビーカーを楽しそうに押している家族も多いものです。そう。如何に楽になるかを追求してきたのが現代文明ですから。
しかしながら今はまさに産業革命から始まったこの現代文明が確実に終焉に近づいており、新しい時代へと着実に生まれかわる時期に来ているのでしょう。まるで幕末の混乱期のようにも感じます。龍馬のように既存にとらわれない感性で、やろうと思えば変われる時代なんだと信じて1年を過ごしていきたいと思います・・・・。とちょっとしたどうでもいいつぶやきをしたところで今回は、ダカールラリーを紹介したいと思います。まさに人間対自然。マシンを使って地球に挑む冒険。
もともとパリを出発してアフリカに入りサハラを走り抜けるラリーだったのですが、治安の悪化から2008年に30年の歴史の中で始めての全面中止。そして昨年からは舞台をアルゼンチンとチリのアンデス山脈に移して今年も向かえました。
今年も1月1日にブエノスアイレスからスタートしました。
2010年大会ルートはこちら。
そして美しい山合いを抜けていき、世界一乾燥している世界アタカマ砂漠を走り、アンデスを越え、太平洋沿いのチリの街アントファガスタからまた一周してブエノスアイレスに戻ってくるという壮大なルート。そうこのルートは、観光でも良く通る絶景の区間なのです。ペルーの方でもおなじみのこのアンデス山脈は、南のチリとアルゼンチンまで来ると表情を一遍させます。あちこちに広がる塩湖、まるで月のような谷、過酷な乾燥地帯、初めて訪れたなら、見たこともない風景に驚きの連続となることでしょう。
ユーラシア旅行社では、今年、チリのサンチャゴから南端のウシュアイアまで5000キロを縦断するツアーを作り、丁度これから出発するところとなります。アンデスの山と湖の美しい世界から荒漠とした南の果てパタゴニアへの旅。
そしてこのルートとは逆にチリからアタカマ砂漠をのぼって行きボリビアの高地を抜けていくアンデスの旅パート2>をまたまた今企画しております。(発表は2月です)
三畳紀の恐竜時代の地層がむき出しになるアルゼンチンの世界遺産イスチグアラトス、 タランパジャやアタカマ砂漠、文字通り雲の上を走る“雲の列車”、真っ白い塩原ウユニ塩湖などアンデスには永い地球の歴史に対峙できる場所が沢山あります。そこで地球の剥き出しの姿に出会った時、おそらく我々の祖先がそう出会ってきたように一人の生物の人間として、地球との関係をどう築くべきか?と畏れを抱くかもしれません。その答えはきっとその場に立った時、あなたの心に向かって答えてくれるはずです・・・・。(吉枝)
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