2010年2月18日 (木)

第5回「添乗員のここが知りたい!」

恐ろしい話

みなさん、こんにちは。なんだ見えないのか?ゴースト永田町の幻、関口“透しカメラ内蔵式坊主”洋です。
 
 本日は隣の吉村が、出発間際で落ち着かない様子です。そんな吉村を、逆に帰国組みとも言える私や、対面に座る岩間がより一層のプレッシャーを与えております。

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添乗前にはあんなことやこんなことなど、あれやこれやと恐ろしい事を想定するものです。本日はそんな添乗員の今までに体験した恐ろしい体験、っといいますか今回は私、関口の恐怖体験を書いてみたいと思います。

国内旅行では特に、「○○荘の201号室」とか「○○旅館のトイレには・・・」といった幽霊話があるものです。私はユーラシア入社前に、国内添乗をしていた時期もありましたので、本当に良く聞いていました。実際にそんな”噂の部屋”に泊まったこともあったほど。添乗員やドライバーがそういった部屋をあてがわれることはよくある話です。でも私は幸い、霊感もなく、幽霊を見たことも感じたことすらもありませんでした。でもそんな私がカナダであんなことになろうとは・・・・

それは約4年前に遡ります・・・私は「あそこは出る、あそこには何かいる!」と噂のホテルに泊まることになりました。国内旅行ではありがちな、ドライバーやガイド間で伝わる幽霊話。そんな噂付きのホテルで、しかも何を隠そう、まさに噂の部屋に泊まることになりました・・・歴史あるホテルにはいろんな意味でいろんな歴史があるものです。

なんでよりによってその部屋に、でもお客様と変わってもらう訳にも行かないし・・・などと思いつつも、霊感が全く無い私にとっては、何が出ようが見えることはないだろうし、しかも感じることすらないだろう。国内でも数々の修羅場をくぐりぬけてきたじゃないか!っとばかりにそのままその部屋を受け入れることにしました。(っていうより、チェックイン中は後ろでお客様は待っていらっしゃいます。そんな中で、幽霊が怖いから部屋を替えてくれ!なんて交渉に時間が取れない雰囲気でしたので。。)

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ホテルでの夕食を終えて部屋に戻ると、日報や日記などのペーパーワークや、明日の観光の予習など、何かと忙しく、噂付きの部屋に泊まっていることなんて、すっかり忘れてしまっていた私。その日は無事、っというかいつの間にかぐっすり眠ることが出来ました。(←この数時間後には、あんなことが起きることなんて想像もせずに・・・・。)

翌朝5:45
まだまだぐっすり眠っていました。しかしあの恐怖の瞬間は、刻一刻と近づいてきていた。

午前6:00。その時は突然物音を立ててやってきた!
「バチンッ」っと突然のテレビのオンになる音で目を覚ます。
次の瞬間、爆音で鳴り響くテレビの音!何が起こっているのかまだ把握できない私。
びっくり呆然とする私の前でも、テレビはお構いなしに爆音を響かせる!
加えて数秒感覚でチャンネルが切り替わる!
びっくりして起きると同時に、あの噂が脳裏を過ぎる!「そうだった、ここは噂の部屋だった!」
気付いた時には時既に遅し・・・次から次へとチャンネルが移り変わっていく・・・

霊感ゼロの私を持ってしても、さすがにテレビがこんなに豪快に鳴り響くと気付きます!「遂に出た!幽霊だ~~~~っ!」

男関口もさすがに泣きそう・・・やっとの思いでテレビへ駆け寄り、一目散にコンセントを抜きました。「し~~~~~ん」、、、無音も無音で怖かったです。

音は無くなった。テレビも消えた。一段落。しかしこの部屋には居られない。早くこの部屋を抜け出すんだ!っとさっさと着替え、フロントへ向かいました。

フロントへ着くなり、係りに言ってやりました!
「でっ、出た~!やっぱり出ました!、なんであんな部屋に私を入れたんですか?、どういうことですか?、説明してください!、部屋に帰れないじゃないですか!、ちょっと一緒に来てください!」(←実際はもう少しだけ下品な言葉遣いであったことは間違いありませんが、文章には出来ませんので。)びっくりしたフロントは、落ち着いて状況を聞きます。ここからは私とフロント係の会話をお楽しみください。

フロント:「落ち着いて下さい、何がありましたか?」
関口:「出たんだよ、やっぱり!」
フロント:「出た?何がでしょうか?」
関口:「何がって、決まってるじゃない、アレだよ、アレ、その・・ゆっ、ゆーれい!」

フロント:「何があったんですか?出来ればご説明頂けますか?」
関口:「急にテレビが鳴り出して、しかもチャンネルはコロコロ変わるし、音量はすごいし・・・焦って飛び起きて、コンセントを抜きました。」

フロント:「あ~、はい・・・」
フロント:「ちなみに昨日チェックインの際に、モーニングコールは依頼されましたか?」
関口:「何を急に、俺は幽霊の話をしているんですが・・・、モーニングコールなんてどうでもいい!」
フロント:「モーニングコールは依頼されていませんね?」
関口:「だから幽霊の話だって!わかってる?」「まぁモーニングコールは6:00にお願いしたと思うけど・・・」
フロント:「幽霊は何時に出ましたか?、6:00丁度では無かったでしょうか?」

いかがでしょうか?もうお気付きの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
では、一応続きをどうぞ!

関口:「多分そうだけど、それが何か?」
関口:「っていうか、モーニングコールはどうでもいいから!それより幽霊だって!」

フロント:「申し訳ございません、昨日のフロントの説明が不十分だったのかも知れません。」「当ホテルでは、一般的な電話の内線を利用するモーニングコールとは異なり、テレビのオンタイマーを利用しております。お客様の希望の時間になると、自動的にテレビがオンとなり、音声ももちろん発生します。」「チャンネルが変わったのはよくわかりませんが、以前リモコンのボタンが押しっぱなしなってしまっていたことがあったので、それでかもしれません。音量は恐らくお客様が調整された音量です。」

関口:「ん・・・・。」(←困って言葉が出ない・・・)

関口:だんだん自分の犯した勘違いが、いかに情けないものかを感じ始める・・・

関口:とりあえず今までの無礼な態度に申し訳のない顔をしてみる・・・
関口:恥ずかし過ぎて赤面してみせる・・・

関口:開き直って、いざ返答!「そうでしたか、どうもすみません。ついつい噂があったので、それかと。」
フロント:「以前もそんな話がありましたので、もはや驚きません。どうやらガイドやドライバーは面白おかしく、ネタとして幽霊話に仕立て上げていると聞いてます。」
関口:「あ~そうだったか。。。でもありがとう、安心して部屋に帰れます。丁度お客様に”本当の”モーニングコールをかけないといけない時間だし。」
関口:部屋に帰る。

本当に幽霊の話かとドキドキされた方には、申し訳ありません。その後、関口がガイドにその話をしたところ、ガイドは「こいつ騙されやがった!」っとばかりに、満足気に爆笑しました。

めでたし、めでたし。

私の体験は、そんな”恐怖のお恥ずかし体験”となりまして、産まれてこれまで、一回も幽霊を見たことはありません。しかし、この仕事をしていると良く、幽霊体験話を聞くものです。近くでは吉村が、以前ベトナムのホテルに宿泊中、「夜中にベトナム軍らしき軍隊が部屋の中を行進していて、いつの間にか寝付いた時にはその内の一人に足をつかまれた!」という恐怖体験が我等が秘境探検隊の中では有名な話です。

世界にはいろんなことがありますね。(関口)

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コメント

面白かった~ぁ(*・∀・)vブィ♪

投稿: のりこ | 2010年3月 2日 (火) 03時24分

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