2010年2月 5日 (金)

レンソイス白砂漠ってどんなとこ?(ブラジル)

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みなさん、こんにちは。むかしむかしのことじゃった、お爺さんは山に芝刈りに、お婆さんは白砂漠に洗濯に、坂岸“白砂漠行ってもやっぱりセンタクロース”茉莉です。

以前日本のテレビにて世界の絶景100選の第2位に選ばれたレンソイス白砂漠をご存知ですか??2008年にNHKで放映されたのを見た方も多いかもしれません。現地のブラジル人いわく、世界中からレンソイス白砂漠の映像を撮りにテレビ局や記者が訪れるそうですが、日本のNHKが一番長く滞在して、一番詳しくレンソイスを紹介していると。なんだか日本人として嬉しいですね。

さて、レンソイス国立公園の正式名称は「レンソイス・マラニャンセス国立公園」。レンソイスとはポルトガル語でシーツを意味します。つまり真っ白なシーツを広げたような白い砂漠ということ。

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大レンソイスと小レンソイスの2つのパートに分かれていて、大レンソイスの方は、大きさ南北約50キロ、東西約90キロの面積で東京23区よりも広いそうです。ブラジルのマラニャン州に位置していて、大西洋に面しています。白砂漠と言う名の大きな大きな白砂ビーチ、と言ったところでしょうか。真っ白な砂の成分は石英で、よーく目を近付けるとキラキラと輝く結晶が分かります。そして何と言っても、見所はその白砂漠に点在するエメラルドグリーンの湖です。12月頃から4月頃までの雨季の間に雨が降り続け、砂の谷間に残ったラグーンが乾季の見所です。しかしこのラグーンは雨水が溜まっただけではなく、地下からの湧き水も混ざっています。今も1メートル~2メートル掘ると水が出てくるそう。

現地ではガイドさんがいろいろな事を教えてくれました。

サンルイスというマラニャン州の州都から約260キロ東に位置する白砂漠、約10年前に出来たサンルイスからの舗装道で知名度は徐々に上がってきましたが、以前は馬で4日間かけて移動するしか手段が無かったとか・・・。また世界の砂漠と同じように、毎年20メートルずつ広がっているそうです。

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そしてこの白い砂漠はどこから来たのでしょうか。約3000年前に出来た川が運んで堆積した砂の集まりだという人も、10000年前から存在していたという人も居ます。NHKのドキュメンタリーを見た方はご存知かと思いますが、この砂漠にあるラグーンには小魚がたくさんいます。雨季の間はラグーン同士が繋がり、魚は白砂漠を自由に泳ぎまわります。ラグーンに足を入れると、垢を食べに!?寄ってきます。透明度が高いので、無数の小魚を見られます。

訪れる方へのご注意

1)サングラスは必需品
マラニャン州は赤道に近く、ここに住む人々は目の病気になる確率が高いそうです。そしてレンソイス白砂漠はまるで北海道のゲレンデのよう。毎日訪れるガイドさんは雪目になってしまうそうです。

2)カメラに気をつけて!
石英の粒はとても硬く、そして細かいため、精密機器の敵です。私もデジタルカメラを落としてしまい、ズームの部分に粒が入ってしまい壊してしまいました。またボールペンを落としただけでも、隙間に砂が入り込み、使い物にならなくなってしまいました

3)お手洗いはラグーンから離れて
国立公園なので、ラグーンに棲む生物もいるのでお手洗いはラグーンから最低3メートル離れてくださいとのこと。ちなみに、木々がところどころ生えているので、陰で用を足す事は容易に出来るのご心配なく!

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まだまだ調査段階で、分かっていないことも多いらしいレンソイス国立公園。解明されていないことが多いそうですが、何も知らなくても、何もわからなくても感動する砂漠なのです。
訪れた添乗員が1番感動した!と叫んで帰国してきます。

最近話題沸騰中ですが、弊社でも来週ユーラシアの旅のレンソイスへのツアーのパンフレットが完成するんです。最近レンソイスのことばかり考えていたので、ついブログで綴ってしまいました。是非、人生に一度は訪れてみてくださいね。
(坂岸)

レンソイス白砂漠の特集をこちらからご覧下さい。

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