2010年2月10日 (水)

アニバーサリー0211

みなさん、こんにちは。ノーベル牛丼賞ノミネート、吉村“平和というたれがあるからこそ牛丼だ”和馬です。

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明日は休日なのに、オフィスの外は生憎の空模様…。明日は建国記念日。そもそも、この建国記念日は何を持って、日本の建国としているかというと、「記紀」で神武天皇が即位したとされる日(紀元前660年2月11日)だそうです。2月11日は日本の他にもイランも建国記念日ですが、さて本日ご紹介するのは、建国記念日ではないですが、我等秘境チームが扱う、W杯に向けてアツくアツくなってきた南アフリカでも、ある意味、建国と言っても過言ではない出来事が起こりました。

1990年2月11日、政治犯として囚われていたネルソン・マンデラ氏の釈放が行われました。ネルソン・マンデラ氏は言わずとしれた南アフリカ・アパルトヘイト政策撤廃へと導いた近代南アフリカの父です。アパルトヘイトとは1948年に法制化され、人口の20%の白人が80%の黒人を差別した徹底的な人種差別でした。この政策により、南アフリカは国際的批判を浴び、経済制裁にまで発展していくことになります。

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そんなアパルトヘイトに反攻したのがネルソン・マンデラ氏。反逆犯として収容されたのが、ケープタウンの沖に浮かぶロベン島です。負の遺産として世界遺産にみ指定されています。現地を訪れてみると、実際に収容されていた人々が島を案内してくれます。体験に基づくリアルな説明は、否が応でも当時を思い描かせます。
マンデラ氏は釈放後、アパルトヘイト撤廃に導き、大統領へと就任します。その功績が認められ、ノーベル平和賞も受賞しています。
生誕90周年にあたった2008年、囚われた27年もの歳月を綴った「マンデラの名もなき看守」も公開されて話題を集め、アパルトヘイト時代を舞台にした様々な映画もあります。オススメは“遠い夜明け”です。W杯で盛り上がる南アフリカですが、ほんの少し前までは想像もつかない時代があったんです。サッカーとともに是非とも歴史もかじってみてください。
2010年サッカーの祭典が、この地で開催されることは我が秘境チームには大きなプラスになるはずです。より一層アフリカに興味を持ってくれる人が増えてくれることを祈ります。
アパルトヘイト政策に対して、私が大好きなロックバンドはこう歌いました。「生まれたところや皮膚や目の色で いったいこの僕の何がわかるというのだろう」
世界中の人々が、“青い空の真下”で仲良く過ごせる日が来ますように。(吉村)

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