フォレストガンプが駆け抜けた地・モニュメントバレー
みなさん、こんにちは。ようこそここへ,てやんでいパラダイス、三橋“しゃかりきコロンブス”愛子です。
突然ですが、飛行機の中では常に音楽を聴いている私ですが(ちなみにジャンルは、大好きな神童モーツァルトがほとんどです・・・)先日、久々に映画を観ました。その名も「フォレスト・ガンプ」。皆さんご存知ですか?トム・ハンクス主演の1994年公開のアメ
リカ映画です。実は物語の終盤に、あのモニュメントバレーがちらっと登場することもあり、私にとってはとても印象的な映画だったのですが、ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので簡単にあらすじをご紹介させて頂きます・・・
物語はバス停のベンチで主人公がそこで出合う人々に過去の思い出を話すシーンから始まります。主人公は、知能的にも身体的にも普通の子より劣っている少年フォレスト。幼少期はいじめのターゲットとなってしまいます。しかし、彼の唯一の才能であった「走ること」を生かし高校時代はそのままアメフトの選手に選抜され、彼の人生は一変します。もともと純粋で何事にも熱心なフォレストは周りの人々に助けられ、その後の彼が出会う様々なビジネスチャンスでなぜかいつも神様が見方し、大成功してしまいます。しかし、ある時、たった一人の家族であった最愛の母を亡くしたフォレストは理由もなく家を飛び出し、アメリカを何度も横断するほど走り続けます。「平和を願って走り続ける男」としてアメリカ中に知れ渡ったフォレスを追いかけ、一人また一人と仲間が増え、そして最後には走り続ける人々の長い行列が。そして、アメリカ中に注目された彼の姿を知り、音信不通であった幼馴
染のジェーンから手紙が届きます。実は彼女は彼が知らないところで、彼との間にできた子「フォレスト」をたった一人で育てていたのでした。
そして物語は再び現在のバス停のシーンに戻ります。ジェーンの住所が実はそのバス停から近いということをたまたま居合わせた老婆から聞かされたフォレストは真っ先に全力疾走で彼女の元へ向かいます。しかし、喜びの再開を果たしたのもつかの間、彼女が不治の病に罹り、余命あとわずかであることを知らされます。そしてフォレストは彼女と結婚することを決意、その後、彼女が亡くなった後もフォレストとフォレストジュニアは慎ましくも幸せな時間を過ごしたというお話です。
そして、冒頭にもちらっとご紹介したモニュメントバレーのシーンは、一体どこで使われているかというと、フォレストが何十人という人々を引き連れてアメリカ中を駆け抜けるシーンのバックとしてロケ地に選ばれているのです。かつてはいじめられっ子だったフォレストが今度は人々の先頭に立ち走り続けるというエネルギーに満ちたクライマックス、そして夕陽に照らされて聳え立つミトンの岩、壮大なモニュメントバレーの赤の大地はまさにフォレストを見守る「偉大な母なる大地」を象徴しているかのようでした。
そんなモニュメントバレーは私も添乗やプライベートでも何度か訪れましたが、いつ行っても、言葉に出来ない力を貰えるパワースポットです。古くからアメリカの先住民ナバホ族の聖なる土地であり、現在は居住区としてアメリカ政府から特別に保護されている土地です。観光客には英語が通じますが、やはり現在も先住民の人々の間ではインディアンの言葉・ナバホ語が話されています。「ヤーテ=こんにちは」、「アッヒェヒェ=ありがとう」など詰め込みたてのナバホ語で挨拶すると、みんな、とても喜んでくれ、熱心に観光地を案内してくれたことを思い出します。
そしてなんと言ってもモニュメントバレー観光のハイライトといえば、荒涼とした大地を四駆で駆け抜けるジープツアー。ドライバーはナバホ族のお兄さん(おじさん?)で、なれた手つきで凸凹道のハンドルを切る姿は、周りの赤く、侵食された砂岩と絶妙に調和し本当に絵になる風景です。そして聳え立つミトン型の岩、立派な鶏冠を持つニワトリのような形の岩、まるで横たわる巨人の岩、、、ジープツアー中はついつい童心に戻って、「あれは何、これは何、」と、ユニークな形をした岩に名前を付けたくなってしまうのです。
そしてジープツアーが終わりどんどん背後のミトンの岩々が遠くなっていくと決まって寂しさ
が押し寄せてくるのですが、一昨年!モニュメントバレーファン待望のあるものが完成しました。それが「モニュメントバレービューホテル」です。朝から晩までミトンの砂岩を一望できる贅沢なホテルです。夕陽に照らされた真っ赤なミトンや夜の暗闇にたたずむミトン・・・色々な表情のモニュメントバレーを間近で感じることができます。じつはユーラシアの北米ツアー「アメリカ西部国立公園物語16日間」でもなんと今年から、このビューホテルを利用します。フォレストガンプファンの方、またこのブログを読んでモニュメントバレーに興味を持った方、是非今年はモニュメントバレーの素顔に迫ってみてはいかがでしょうか。きっと人生観が変わるはずです!
「人生は、チョコレートの箱と同じ。あけてみなくちゃわからない・・・」
フォレストガンプの名台詞で閉めさせて頂きます。
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