旅情を誘う古都カルタヘナ(コロンビア~その3~)
カルタヘナは城塞都市として有名で、スペイン支配当時はコロンビア一大切な場所と言われ、スペイン本国へ金やエメラルドを送る港町として栄えたそうです。しかしながら、その金銀財宝を狙うフランスやイギリスなどの海賊に攻められ、スペインは城砦や要塞を作るにより、財宝を守ったのです。
スペインは侵略後、次々に地元の先住民たちを殺し続け、ここカルタヘナ労働力が減ってしまい、アフリカから大量の奴隷を連れてきました。その為今でも多くの黒人、または黒人と白人のハーフ(メスチソ)が多くキューバのハバナを思わせるような町でした。
人口は約120万人、標高0mのカリブ海に面しているカルタヘナの気候はまるで南国で、海がよく似合う気候です。私が行った11月は、北半球にもかかわらず30度を超えていました。
見所は世界遺産にも指定されている旧市街に集中しています。
もちろん、教会や大聖堂を見て周るのも楽しみの一つですが、ゆったりとした雰囲気が漂う広場のカフェテリアでコロンビアコーヒーを飲む、それだけでも楽しい場所です。夜まで人が絶えない旧市街は車両規制があり、人と馬車しか入ることができません。色とりどりの家屋を見学しながら、思うままに迷ってみる、そんなことも出来るカルタヘナ。治安はコロンビアの中でも一番良いかもしれません。
「カルタヘナに一度来たら再び訪れる」
そんなことをカルタヘナの住民は言っていました。みんな、自分の生まれ故郷のカルタヘナが大好きなんだよ、と。失業率は12~20パーセントとも言われていますが、こんな美しい町では仕事が少なくても幸せに過ごせるかもしれませんね。
カルタヘナでもボゴタと同じように至る所にツーリストポリスが立っていて、親切に道案内に応じてくれました。時には数人集まって警察官たちがお喋り・・・なんていう光景も良く目にしましたが、それだけ国をあげて、治安を守っている、そんなカルタヘナを後にしてボゴタへと戻りました。後ろ髪を引かれながら・・・
(坂岸)
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