2010年4月13日 (火)

世界の街角一丁目 第10回 サルタ周辺(アルゼンチン)

みなさん、こんにちは。黒ネコタンゴの宅急便、岩間“幸せを運ぶタケコプター”裕子です。
 

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本日は久しぶりの登場、世界の街角一丁目シリーズ。「周辺」って自体で一丁目ではない気がするが、今回は曲がり角をまがり曲がって二丁目、三丁目にまで足を延ばしてみました。

 ところでアルゼンチンと聞くとまず何を思い浮かべますか?ときに情熱的且つ哀愁のアルゼンチンタンゴ、広大なパンパ(平原)に羊の群れ、かつては不毛の大地と呼ばれたパタゴニアに真っ青なモレノ氷河。三大瀑布の一つ、イグアスの滝。南米でありながらヨーロッパの雰囲気漂う街、ブエノスアイレスは美男美女も多く、兎に角、お洒落でかっこいい。そんな魅力溢れるアルゼンチンの中では陰に隠れがちですが、あるんですアルゼンチンにはまだこれらの魅力に匹敵する素晴らしい場所が!!それが今回の主役、サルタ周辺です。 サルタはアルゼンチンの北部に位置し標高は1190m。首都ブエノスアイレスからは1600kmも離れており、ブエノスアイレスより

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むしろボリビアやパラグアイの国境に近く
、そこに住む人々も先住民の血を色濃く残し、タンゴよりもアンデスのフォルクローレがよ
く似合う。もちろんサルタの街もコロニアル建築の建物が多く残り、見所はありますが、そ
こを拠点に出会える絶景。

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魅力その①ウマワカ渓谷
サルタから約2時間半近くバスを走らせると7色の谷と呼ばれるウマワカ渓谷へ。すぐに右に左に続く美観、奇観に首をふりふり。鉱物の違いや酸化の度合いによって赤やピンク。黄色に緑、青、紫と絵の具のパレットのように鮮やかに染まる山々。カラフルなバームクーヘン?とんがり石林(風)?他では見られない不思議な風景が広がります。

魅力その②雲の列車
かつては鉄道としては世界最高海抜を走っていた「雲の列車」今はチベットの青海鉄道に

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抜かれてしまったが、雲の列車の魅力が抜かれてしまったわけではありません。
かつて鉄道国だったアルゼンチンは90年代の民営化により次々に長距離路線は廃止されてしまったが、そんな中、雲の列車は観光化して生き残った列車でもある。サルタ(1190m)から終点ラ・ポルボリーシャ(4420m)まで全約220km。時速32km(最高速度90km)往復約15時間の列車の旅。銀河鉄道999じゃないですが、だんだんと高度をあげて雲の中、空に飛んでいく感じがたまりません。途中19の村を通り、全部で1300ものカーブ、そしてスイッチバックをしながら、南米らしくのんびりのんびり。ゆっくりなので周りの景観も十分楽しんで頂けるんです。

 日本の7.5倍のアルゼンチンの魅力は無限大。いざ行かんアルゼンチンへ!!

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