2010年4月15日 (木)

遺跡だけじゃない、ティカルの楽しみ方(グアテマラ)

 みなさん、こんにちは。果てしなく続く密林に浮かぶ島、高村“地球防衛軍海軍”陽子です。

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 ただ今、次のシーズンの中米の企画を練っているところです。マヤ好きの私は、ついつい毎回メキシコとグアテマラのツアーから考え始めてしまうのですが、それはそれでテンションが上げられるので、他の国たちにはしばらく待っていてもらうとして、、、。
これまで、マニアックな遺跡に目がいきがちでしたが、ここらでちょっと原点に帰ってティカルのお話をしたいと思います。

 マヤを代表する巨大遺跡ティカルは、グアテマラの北部、ユカタン半島のジャングル地帯のど真ん中にあります。紹介する際に、どうしても「遺跡の規模が大きい」「マヤの歴史を語る上ではずせない」など、遺跡そのものについてだけ語ってしまいがちなのですが、実はティカルにはもっと他の魅力があります。それは、自然です。

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 ティカルは、世界遺産であるということはよく知られています。が、この世界遺産には、主に都市や遺跡が選ばれている“文化遺産”と、希少な動植物や地形など自然環境に関わる“自然遺産”、そしてその両方を含む“複合遺産”があります。ティカルはこれらのうちの複合遺産に指定されています。遺跡であるティカルがなぜ複合遺産に?と思われる方もあるかもしれませんが、周囲には果てしなく密林が広がっており、その中の576平方キロメートル、実に東京都の約4分の1に相当する範囲が世界遺産に指定されているのです。

 ティカルは遺跡そのものもまだまだ発掘されていない部分が多く、発見された当時はこの辺り一体が手付かずのまま残っていたほどで、現在でも周囲には樹海が広がっています。そのような地域ですから、今なお多様な動植物が生息しているという訳です。
 例えば、遺跡の入り口近くでよく見かけるのはハナグマ。シッポが長~くて、目がクリク

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リ。可愛らしいその姿ゆえに、いつもお客様の人気者です。

 少し進んでいくと、マヤの時代には「聖なる木」とされたセイバがど~んと鎮座しています。皆さん、特徴ある幹をよく撫でて行かれます。

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 遺跡内では、大きなくちばしが目印のオオハシ(トゥーカン)を見かけることも。くちばしが色鮮やかなので、木に止まっていても比較的見つけやすいのが有難いです。また、ジャングルの中だけに、様々な着生植物も目にします。遺跡が目当てで来られた方だけではなく、歩いていているだけでも十分楽しめるのがティカルのいいところでしょう。きょろきょろしながら歩いているうちに、半日ほどの観光はあっという間に終わってしまいます。

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 ティカルでは、よく「ピラミッドに上ってみて下さい」と言いますが、中でもオススメなのは4号神殿からの眺めです。数年前までは急なはしごをよじ登らなければならなかったので、正直、かなりしんどかったのですが、最近では木の階段が取り付けられて、比較的簡単にどなたでも上ることができるようになりました。目の前には、最も美しいといわれる1号神殿、その向かい側の2号神殿、その裏にある3号神殿それぞれの飾り屋根が、一面の緑の海原からにょきっと生えているように見えます。とくにこれからの時期は、その緑がますます濃くなる季節。ぜひとも上ってみて下さい。石段に腰掛けていると隣には小鳥が寄ってきてくれるかもしれません。

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