2010年4月 6日 (火)

世界の聖週間に出会う(グアテマラ&スペイン)

P5

みなさん、こんにちは。やっぱり今年度もセンタクロース!坂岸“心のコインランドリー、現在乾燥機始動中”茉莉です。

先日、休暇を頂き個人的にスペインへ行って参りました。
添乗で世界各国を巡っているのに、休暇でも海外行くの?とお客様に聞かれますが、多くのユーラシア旅行社社員がプライベートでも世界へ旅立ちます。やっぱり旅はやめられないですね。

そして一人スペインに到着した次の日から、たまたまセマナ・サンタに突入しました。セマナサンタ中は1週間程度、仕事が休みになります。ですので、日本のGWのように、皆旅行に出かけるらしいのです。(今はギリシャに続く不景気なので、旅行をするスペイン人は激減していましたが・・・)

さて、セマナ・サンタをご存知でしょうか??

セマナ・サンタ(Semana Santa)=聖週間というキリスト教の行事です。新約聖書に出てくる、「イエス・キリストがエルサレムに到着し、最後の晩餐後に磔刑に処せられ、その後3日目に復活する」その故事を再現して行うキリスト教行事がセマナサンタです。
つまりは、死と復活を再現するので、始めの3日は重厚な雰囲気で、そして復活後はお祭騒ぎといった具合の行事です。

P4_2

スペインのグラナダやセビージャという町でセマナサンタを見てきました。夕方頃から音楽が鳴り響き、まるでKKK団のようなマスクを被った人々が町を練り歩き、その後ろに大きな大きな十字架を持つイエスやマリア様の山車を背負った人々が続きます。磔を背負うキリストを見ながら、無くおばあさん、胸で十字を切る男性、南部は本当に信仰深いですね。

スペインの話が長くなってしまいましたが、私は何を隠そう秘境チームの一員、スペイン話はロマネスク通信に任せると致しまして、私達の扱う地域のセマナサンタ(聖週間)をご紹介します!P3

昔はスペイン支配下にあった、中南米にも当然セマナサンタがあります。そして有名な聖週間、それはグアテマラの古都アンティグアで行われるパレード(山車)です。
基本概念は同じなのですが、見ると全く違います。グアテマラのセマナサンタは、もっと明るく盛大です!セビージャのセマナサンタも盛大とのことでしたが、もっともっと盛大でした。

一番の相違点。それはおが屑や花弁の絨毯です。
グアテマラでは、山車やイエス様、マリア様が通る道を花で模様を描き絨毯のようにします。以前ブログでご紹介しましたが、パレードが通った瞬間に、崩されてしまうのですが、一つ一つ丁寧に手で絨毯を作っていくのです。なんて儚い作業なのでしょうか。

P2

甘い匂いが漂う中、ジャカランダが咲く道脇で、重い重い山車を担いでいきます。グアテマラを訪れるのなら、是非、この時期もお勧めです。

1年に1度の行事、世界中には様々なお祭や行事があります。その時期は人が多いから、混むから嫌だわ、なんておっしゃる方もいますが、それだけ地元の人々とも会う機会も増え、彼らの生活や習慣を見ることができます。中南米の次のお祭りツアーは、ペルーのインティライミ祭でしょうか。

目の前で聖女アグネスこと三橋が、「私も先週日曜日に復活祭を祝いに、教会へ行ってきました!」と声を弾ませています。

特別な日に、世界を見てみるのも面白いですね。(坂岸)

|

テーマ:音楽・芸術・スポーツ」カテゴリの記事

国06:メキシコ・グアテマラ・コスタリカ等」カテゴリの記事

文:坂岸」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。