バオバブ三昧!これぞ、マダガスカル!
みなさん、こんにちは。今夜はバオバブ・イン・ワンダーランド、高村“3Dメガネであなたの心を覗いちゃう”陽子です。
世界にはいろいろな木がありますが、その形の面白さに惹かれるナンバー1はやはりバオバブではないでしょうか。バオバブには約10種類あると言われていますが(分類の仕方によって諸説あるようですが)、マダガスカルにはそのうちの8種類があり、まさにバオバブの王国。今日は、そのうちのいくつかをご紹介したいと思います。
マダガスカルのバオバブで一番知られているのは、なんと言っても西部のムルンダヴァに
ある並木道。これは、グラン・ディディエリという種類で、4月~9月頃の乾季には葉を落とした枝が天を突き刺すようにも見えます。『星の王子様』では悪役として登場しますが、スーッと姿勢よく伸びているので、見た目は結構“素直なお利口さん風”です。雨季、特に12月~3月頃には葉っぱ付いているので、また印象が違って見えます。このムルンダヴァ近郊
にはちょっと変わった形の木があります。通称“双子のバオバブ”は、幹の根本の方で2つに分かれていてV字型をしています。他にも2本の木が抱きついたような形をした、誰が名付けたのか“愛し合うバオバブ”なんてのもあります。ギューッとねじれるように絡みあっているその姿、本当に愛し合っているとすれば、相当な恋愛具合。熱烈すぎます。
さらに不思議な形をしているのが、ムルンダヴァから200km位離れたアンダヴァドアカという所に群生しているバオバブたち。ずんぐりむっくりしていたり、ちょっと赤い色をしていたり、おまけに枝もみんな好き勝手に、あっちを向いたりこっちを向いたりと、かなりな“やんちゃ坊主風”。これが同じグラン・ディディエリなのかと思うぐらい奇妙な形をしています。その中で、幹にいかにも“ご自由にお使い下さい”という感じで足幅サイズの穴がいくつか開いているバオバブを発見!これは上るしかないでしょう!ということで思わず上っちゃいました。木の上から見ると、変テコな形のバオバブがゾロゾ
ロ。今にも動き出しそうな枝ぶりは、まるで“バオバブの惑星”みたいで、かなり印象的な光景でした。但し、上られる時は幹がかなりツルツルしますので、十分、十分、十分、お気を付け下さい。
さて、他の種類もご紹介しましょう。ムルンダヴァでも見られるのが、幹の上がくびれて徳利のような形をしている、フニィという種類。グラン・ディディエリと見分けるのは意外に難しくて、ガイドに「これは、フニィ?」と聞くと大抵「いや、グラン・ディディエリ」と言われるほど。要は、フニィの方が数も少ないということなんですけどね。ちなみに“愛し合うバオバブ”は、フニィです。もう一つよく
見かけるのが、太~い幹のザー・バオバブ。どっしりとした感じがちょっと“長男”ぽい。
最後にご紹介するのが、スアレゼンシスという種類。これは一番見分けるのが簡単。なぜなら、T字型をしているから。成長の過程でどうやってこんな形になるのか、苗木の状態をぜひ見てみたいとかねがね思っています。ただ、このスアレゼンシスはディエゴスアレスなど、北部に群生しているので、ちょっと足を延ばさないと見られません。
これだけいろんな形のバオバブがあるんだから、“あなたの好きなバオバブの形で相性占い”とか、できるんじゃない?うん、新しい商売、始めようかな、、、。
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