2010年5月25日 (火)

アグネスが語る!アンの魅力~「輝く湖」編~

皆さん、こんにちは。私も朝からコンニャク、三橋“婚活”愛子です。

5月も下旬となり、日差しが強くなり始めた今日この頃。夏の訪れをひしひしと感じます。と、その前にジメジメの梅雨がやって来ますね・・・。どうしても、この時期、憂鬱な気分になってしまうのは私だけではないはずです。今日は、メランコリックな気持ちを吹き飛ばす、少し涼やかでさわやかなアンブログを書きたいと思います。

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皆様、プリンスエドワード島に「輝く湖」と呼ばれる湖があるのはご存知ですか?「赤毛のアン」の物語の中で、アンがマシューと馬車に乗って、駅からグリーンゲーブルズに向かう途中、アンは初めてこの湖を見つけます。夕陽を浴びて、水面がキラキラと光り輝き、さぞかし美しかったのでしょう、アンは見つけた瞬間に「あの湖を、輝く湖水と呼ぶことにするわ!」と叫びました。

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「赤毛のアン」の物語の中で、「輝く湖」にまつわる、とても面白いエピソードがあります。アンがグリーンゲーブルズにやってきてまだ間もない頃、マリラ(アンの引き取った育ての親)の紫色の水晶ブローチが無くなってしまいました。マリラの頭に真っ先に浮かんだのが、「アンが勝手に持っていったのではないか?」という疑問でした。アンは以前から、この水晶ブローチを気に入っていて、暇さえあればマリラの部屋に入り、自分の胸にブローチを当てて鏡越しに眺めていたのです。最後にブローチを触ったのもアンでした。マリラがアンに問いただしたところ、アンの答えは「NO」。何度問いただしても、同じ答えでした。しかし、マリラはアン以外に思い当たることはないと、アンを疑い続けます。そして、ついに、「白状しないのなら、日曜日の教会のピクニックには行ってはいけない!家で手伝いをしていること!」とマリラはアンを叱り付けました。日曜日のピクニック・・・それはその時のアンにとって人生最大の楽しみにしていた一日でした。なんと、人生で初めてアイスクリームが食べれる特別な日だったのです。

アンの時代、19世紀のプリンスエドワード島ではアイスクリームなんてめったに食べれない憧れの食べ物でした。当時は冷蔵庫、ましてや冷凍庫なんて無かったので、冬にできた池の氷を、地面の土に穴を堀り、そこに蓄えていました。そして、暑い夏になると、そこから氷を取り出し、木製の手回しアイスクリーマーを使い、アイスクリームを作っていました。今でこそ、自動のアイスクリーマーが普及し、自宅でも簡単に作れてしまう、身近なデザートとなりましたが、当時は時間も手間も果てしなく掛かる、夢の食べ物だったんですね。

そんなわけで、どうしてもピクニックでアイスクリームを食べたかったアン。アンは、自分が

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水晶ブローチを落としてしまったと嘘をつき、反省したフリをすれば、キャンプに行ける!と考えました。そして、その後、アンが取った行動と、取ってつけたような言い訳はお腹を抱えてしまうほど可笑しなものでした。

「紫水晶のブローチを握り締め、輝く湖の橋の上で水に映して眺めていたの。でも、その時、手が滑り、ブローチは深い湖の底へ落ちていきました・・・・。」

白状をすれば、キャンプに行かせてもらえるだろうと付いた嘘。しかし現実はそう甘くはありませんでした。マリラはかんかんに怒り、やがてアンが真実を隠してしたという悲しい気持ちが込み上げてきました。結局、キャンプへ行けるお許しは出ないまま。アンは大きなショックを受け、部屋に閉じこもり泣き続け、食事も喉を通りません。・・・・とその時、マリラはストールのほころびを直そうと広げた時、キラキラと光る何かを見つけます。よく見ると紛れもない、紫水晶のブローチそのものでした。マリラは婦人会に巻いていったストールにブローチが引っ掛かり無くなってしまったのだと気が付きました。自分が罪の無いアンを疑い続けたこと、またアンがアイスクリームを食べたいあまりに嘘の告白をしたことを、その後お互いが理解し合い、無事、アンはマリラ手作りのワンピースを着て、お弁当を持って教会のピクニックに行く事が出来ました。

現在もプリンスエドワード島を眩い光で飾る「輝く湖」。こんなエピソードを思い出しながら、ゆっくり眺めるのも、また、ロマンチックなひと時です。(三橋)

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