2010年5月27日 (木)

街中にガイコツがいっぱい!メキシコの“死者の日”

みなさんこんにちは。今宵愛を語る夢物語、高村“ネイトメアビフォ給料日”陽子です。001_brog_2

今日は、メキシコのお祭りをご紹介します。毎年10月下旬になると、メキシコでは日本のお盆のような“死者の日”を迎える準備が始まります。“死者の日”というと何だかおどろおどろしい雰囲気が漂うような感じがするかもしれませんが、実際にはこの上なく陽気なメキシコらしいお祭りです。

もともとアステカの暦では、10番目の月が亡くなった子供たちのためのお祭り、11番目の月が大人の死者のためのお祭りが行われていました。カトリックでは、11月1日が万聖節、11月2日が万霊節、10月31日はその前夜祭=ハロウィンです。メキシコがスペインに征服されてカトリックに改宗させられた時に、これらのカトリックのイベントとアステカの暦が融合されて現在の形になったといわれています。

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オフレンダという独特の祭壇が家庭のみならず店先や公共機関などに備え付けられ、マリーゴールドやケイトウの花で飾り付けられます。またパペルピカドというカラフルな紙細工も飾られます。そしてなんといっても死者の日らしさを感じるのはガイコツをモチーフにした飾りものです。ガイコツは死者の象徴ですが、決して不気味な存在ではなく、もともとメキシコでは絵画や壁画などにもよく登場するメジャーなキャラクターで、ガイコツの形に作った砂糖菓子やチョコレートを始め、今にも歌ったり踊ったりし始めそうな陽気なガイコツの人形なども街中にたくさん飾られます。マリーゴールドのオレンジ色と、ガイコツモチーフのグッズのせいか、ハロウィンの飾り付けのような色合いになります。

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日本のお盆は、本来かえってきた霊を家で迎えるべく準備をするものですが、最近では(
私もそうですが)せっかくの帰省のタイミングだからとお墓のお掃除をしたりお墓参りをしたりといった感じで過ごすのではないでしょうか。メキシコでは、死を恐れずに近い存在と感じる独特の死生観からか、先祖を心静かに偲ぶというよりも、戻ってきた人と一緒になって楽しんだり騒いだりという感じです。墓地ではピクニックをしたり、屋台が出て食べ物や飲み物を売っていたり、中には楽団を呼んで音楽を演奏したり、街によっては夜通し墓前で飲んでいたりと、この賑やかさはお参りというより「お祭り」、偲ぶというより「祝う」という表現の方がぴったりかもしれません。地域によって飾り付けや風習が若干違いますので、墓地を巡るツアーなんてのもあります。

同じように先祖を偲ぶのに国によって随分雰囲気が違うんだな~と思っていたら、日本でもお盆の間に賑やかに騒ぐ時がありますよね。そう、盆踊りです。盆踊りももともとはお盆にかえってきた祖霊を慰める霊鎮めの行事。15日の晩にやるものでした。今では本来の意味を気にかけることはほとんどなく、ただ楽しく踊るイベントと化していますよね。それ以上に、屋台で買い食いするのが一番の楽しみだったりして。だからきっと日本の盆踊りをメキシコの人が見たら、「な~んだ、同じじゃん」と思われるかも。確かに。でも、微妙に違う。私たちは、墓地では大騒ぎしない。というか、そんなことしたらバチがあたりそうで恐い。このちょっとした気持ちの違いが、メキシコ人らしさであり、日本人らしさなんだろうな。(高村)

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