2010年5月11日 (火)

びっくりパプア(パプアニューギニア)

みなさん、こんにちは。夜の参院選出馬、岩間“そんなあなたにゃ腕ひしぎ十字固め”裕子です。 

添乗員となって○年。これまで多くの国に行かせて頂き、数々のびっくりを手にしてきたけど、その中でもベスト10に入る、驚きの事実と出会ったのはパプアニューギニアでのこと。

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 と、その驚きについて書く前に、まず少しパプアニューギニアについてご紹介をさせて頂きましょう。パプアニューギニアは南半球にあり、オーストラリアの上の方に位置しています。成田空港からは、約6時間半のフライトで行くことができ、時差も僅か1時間のみ!600の島々から成り、生活している部族は800以上に及ぶと言われています。しかも、未だ山の中に未確認?の部族も存在すると言われているので、その数は計り知れません。公用語は英語で、その他にピジン語などが主に話されます。しかし、部族ごとにオリジナルの言語を持つと考えられるので、英語やビジン語以外に、部族の数同様、800以上の言語が存在すると考えられています。単一民族から成る私たちからしてみたら、凄い数ですよね。

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 そして、今日書こうと思っている、私の“びっくり”もその言語、もしくは部族と関わりがあるんです。たった今書いたように、パプアニューギニアには800以上の部族が存在し、そのそれぞれの部族がそれぞれの言語を用いています。そして、そのそれぞれの部族は『ワントーク・システム』で強く結ばれているんです。(ちょっと説明するのが難しいのですが、頑張って説明しますので、みなさんついてきてくださいね!)
 『ワントーク』とは、ビジン語で『ひとつの(wan)言葉(tok)』を意味していて、『ワントーク・システム』の中で生きています。

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つまり、同じ言葉を話す人(同じ民族の人、同郷の人)はお互いに助け合って生きているんです。昔は、それぞれの地域で小さな集団を作って暮らしていましたが、、近代化が進み、山の中から、或いは海の方から、ポートモレスビーなどの都市部に出てきて生活をする人が増えてきました。しかし、都市に出てきたはいいけれど、住む場所や仕事などが見つからないことが多く、生活するのが難しいのが現状。そこで頼りにするのがワントーク。同じ言葉を話す人(同じ民族、同郷の人)は相互扶助が強く機能しているので、ワントークの人を頼りに職を得たり、住む場所を確保したりしています。まぁここまでは別に驚くようなことではないと思います。しかし、ワントークの人たちは、例えば誰かが失業してしまったら、次の仕事が見つかるまでその人の面倒をずっとみてあげたり、家がないのならずっと住まわせてあげることもします。また、学校に通わせてあげることだってあります。もちろんその人が血のつながった人じゃなくても。
 現地に行ってみるとわかると思いますが、村のあちこちに何もせずにただふらふらしているような人たちが沢山います。働かずしてどうやって暮らしてるんだろうと思えるその人たちは、まさにワントーク・システムの恩恵を受け、同じ部族の人に生かしてもらっているんですね。

 と、ここまで書くと「なるほど、いいお互いに助け合い生活している、いい国じゃないか!」と思われる方も多いでしょう。しかし、上手い話には必ず何かある。そう思いませんか?!そうなんです。このワントークの影には『ペイバック』つまり“仕返し”と言われる習慣もしっかりあるんです。お気づきの方は「なるほどぉ~」と思われたかもしれません。つまり、裏切り行為があったら『ペイバック(仕返し)』が待っているんです。例えば、秘境チームの我々がひとつのワントーク(同じ民族)だとしましょう。マック大好き吉枝がいつものようにおいしそうにマックを食べているとしましょう。そこにお腹をすかせた満腹あさみがやってきて「私にもそれとおんなじマックを買ってくれ」と言いました。本来であれば、ワントーク・システムの中で生きているので、どんなにお金がなくても吉枝は満腹麻美に同じマックを買っ

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てあげなくてはいけません。しかし、そこでなぜか吉枝は「そんなのやぁ~だね!」と言ってしまったとしたら...ペイバック(仕返し)が待っているんです。しかもそのペイバックは被害を受けた(と思われる)満腹麻美のみからならず、ワントークの仲間(ここでいう我々秘境チーム)全員から仕返しをうけるようになるんです。基本的に仕返しは同程度のもの。なので、満腹麻美が吉枝にマックを買って貰えなかったんだって!となれば、眼鏡の吉村がマックの代金相当と思われる吉枝のお弁当を勝手に食べてしまってもいいし、私、岩間が吉枝からマック代金相当のペンを盗んできても言い訳です。
 また、これは異なる部族間同士でも成り立つので、我ら秘境チームの誰かが、ミンガラパーのキンキンテーの属する西欧チームの人に何かされたら、西欧チームの人たちは、秘境チームの人たちから何かしらの仕返しをされるわけです。気をつけてください。

 それぞれの国にそれぞれの習慣が存在します。ある程度近代化が進んだ国家ではこれほどまでに独特の習慣は存在しないでしょう。秘境を旅するのは疲れます。しかし、こんなびっくりが皆さまを待っています!!

パプアニューギニアのツアーはこちら

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コメント

毎回 拝見しています。
添乗員になって〇年= 8年かな?(想像)
ペイバックを社内に、例えていますが
現実に思えてしまいました。

投稿: 角田 | 2010年5月12日 (水) 08時57分

いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。そしてコメントありがとうございました。
 
 『ペイバック』の社内の例えはリアル過ぎましたでしょうか?
ペイバックを受けないよう日々の生活も謹んで参りたいと思っております。

 これからも色々な角度から秘境の魅力を紹介させて頂きたいと思います。これからも宜しくお願いします。

投稿: 岩間 | 2010年5月14日 (金) 23時57分

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