2010年5月21日 (金)

メキシコ北部、チワワ太平洋鉄道をゆく

みなさん、こんにちは。線路に想い出を落とされた方は駅係員にお申し出ください、高村“恋のマジックハンド”陽子です。

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今日は、私にしては珍しく鉄道の話を。と言っても、我ら秘境チームの“鉄道好き”吉枝の領域を侵犯するつもりはありませんが、、、。
メキシコの北部、アメリカと国境を接するチワワ州の州都チワワと太平洋側のロスモチスを結ぶ全長653kmを走るのがチワワ太平洋鉄道です。今月、TV番組『世界の車窓から』で取り上げられているのを見て、数年前に乗車したこの鉄道のことを懐かしく思い出しました。
私が行ったのは2月下旬。その前の週までは積雪で列車が不通だったというくらい、かなり微妙な時期でした。(やはりオススメは夏場です。)にもかかわらず、列車内はアメリカ人観光客でいっぱい。日本人は私一人でした。
列車はチワワ発のパターンとロスモチス発のパターンがありますが、私が利用したのはチワワ発ロスモチス行きの列車の方。チワワは“チワワ犬”の故郷ではありますが、街の中で見かけるのはカラフルなチワワ犬のオブジェくらい。本物にはなかなか出逢えません。チワワというとメキシコの人たちは犬より牛を連想するというくらい、おいしいチワワ・ビーフの産地。私も翌日からの列車の旅に備えて、おいしく頂きました。

列車は一気に走ってしまうと16時間かかります。観光客の多くは、どこかの町で途中下

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車をしながら2~3日かけて旅行します。私は、ディビサデロという町で1泊しました。ここは、チワワ鉄道のほぼ中間地点で、まだ夜が明けきらない早朝にチワワを出発するとお昼過ぎに到着します。半日も列車に揺られると、かなり疲れるんじゃないかと心配していましたが、利用した一等席の座席は日本の新幹線よりもクッション性のあるシートである上に、座席の間隔は飛行機よりもゆったりしていて、想像以上に快適でした。シエラマドレ山脈の間を縫うようにして走っていきますので、車窓の景色もまさに“山岳鉄道”という感じです。
ディビサデロに到着すると、みんな降りて露天が並ぶ通りを2分ほど歩いたところにある展望台に行きます。目の前に広がるのは雄大なコパーキャニオン。グランドキャニオンの4倍ともいわれる規模の渓谷ですので、その迫力は満点です。私はここで列車を降りましたが、その先まで乗っていく人もこの展望台に行けるように、列車は20分ほど駅で停車してくれます。どうりで、皆、ここで降りたわけです。だからここの露天の人たちにとっては、この20分間が商売の書きいれ時。子供たちも、一生懸命声をかけています。しばらくするとディビサデロに泊まらない人たちはまた列車に戻っていきました。

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このディビサデロで出逢う人たちの多くはタラウマラ人という先住民族。近くには、今でも洞窟で生活している人もいます。タラウマラ人は素足か薄いサンダルを履いていることが多く、これで岩がちなこのあたりを走っているそうです。
ロッジの前には、ゴザを敷いて民芸品を売っているおばちゃんや子供たちがいっぱい。子供を見るとつい写真を撮らせてもらいたくなるので、お願いしてみると「チップ頂戴!」と言われました。素朴な姿とは裏腹に、案外しっかりしている子供たち。「チップをあげるより、何か買ってあげるからね」と言って、交渉。撮影OKになりました。カメラを構えると、何故か彼女は駅の方に歩いていく。「あれ、通じなかったのかな」と思っていると、階段のところで止まってなんだかポーズをとっている。どうやら、ここが彼女のお気に入りの撮影場所だったよう。何枚か撮らせてもらったので、約束どおり何か買ってあげることに。いろんなものを勧められるけど、う~ん、何

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にしようか。たいていの露天に売っていたのが草で編んだカゴだったので、名産品っぽいからこれでも買ってあげよう、と思って物色していると、アメリカ人のおばちゃんたちがわぁ~っとやってきてすごい勢いでカゴを選んでいく。えっ、ここのカゴってそんなに有名なの?と思わせるような買いっぷり。しかも洗濯籠みたいな超特大サイズのカゴをいくつも買っていく。いったい、何に使うんだろう。おみやげなのか。いや、それにしても大きすぎない?いいな~、大きい家に住んでる人たちは、、、。などど頭をめぐらせながら、私は我が家にぴったりの手のひらサイズのカゴを買ってあげたのでした。彼女、もうずいぶん大きくなっただろうな~。

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