2010年6月29日 (火)

アメリカ大陸横断鉄道日記~その2こだわり~

 みなさん、こんにちは。機関車トーマス7台夏物語、吉枝“男女七人が機関士だ”健一です。さて、本日はも昨日に引き続きアメリカの鉄道のお話をしましょう。本日はアムトラックの色々な列車に関してご案内申し上げます。

 そもそもアムトラックは、全米の鉄道旅客輸送を一手に引き受けた公共事業体で正式名称を全米鉄道旅客輸送公社といいます。1830年代から蒸気機関車から始まったアメリカの鉄道は、1900年頃その全盛期を迎えましたが、今では車や航空機などに完全におされているようです。それでも全国に敷かれた鉄道網は世界最長であり、ウォーレン・バフェットの投資会社が全米2位であるBNSF鉄道の持株会社の株式を全取得し長期保有する

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と宣言したことも話題になりましたね。貨物の輸送においてはトラックよりも鉄道が優位に建つとの判断だったようです。実際に車窓からも2段式のコンテナ車が100両編成以上の貨物列車があちこちに走っているのを見ると、1列車をトラックやトレーラーに換算したら200台以上の計算になります。日本でも一時期モーダルシフトが叫ばれ、実際に佐川急便が東京-大阪間を結ぶJR貨物M250系コンテナ電車を定期列車として運行させるなど日本でも徐々に進んできたようです。
 日本は旅客事業会社であるJRが線路を持っていますが、アメリカは逆で貨物会社が線

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路や施設を保有し、旅客事業会社であるアムトラックが線路を借りて運行されています。なので貨物列車優先なのか貨物列車待ちの停車時間が結構あり、それゆえ遅れの原因にもなっているようです。

さてここでアムトラックを代表する長距離列車を紹介しましょう。
 今弊社のツアーでは、レイクショアリミテッド&カリフォルニアゼファーの組み合わせですが、将来的には下記の列車に乗るツアーを発表するつもりです。もしこういう組み合わせで旅行をしたい等のご意見がありましたら是非
lb@eurasia.co.jp(北米担当)

までご意見をお寄せ頂ければ幸いです。色々とご意見を参考にしながら、というか相談させて頂きながら鉄道コースを一緒に作っていくのも面白いかなと考えております。
 

 弊社のこだわりとしては、始発から終点まで乗り切ること。カリフォルニアゼファー号でも途中のリノで下車するツアーが巷で見られますが、最大の見所の一つであるシエラネバダ山脈越えをあえてはずすとは企画者は何をお客様にご覧頂くべきかを全くわかっていないのではないかと感じます。

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 また大手旅行会社の人気のアメリカ大陸バス横断ツアーなんかひどいもので、アトランタからワシントンまで「クレッセント号」に乗車しているのですが、アトランタを夜9時に出てワシントンに翌朝10時につく区間の乗車だけです。はっきりいって真っ暗です。何を見るのでしょう。おまけに寝台車がついているのに座席車のようです。からくりとしてはアメリカ横断をバスの旅で14日間や16日間でやるのにはもともと無理があるのですが、その南部の文化・自然そして東南部のコロニアルな街という本当は見るべき面白い街をすっ飛ばして、バスでなら3日かかる1000キロを夜のうちにあっという間に短縮するためという理由と、料金を安くするための手段として夜の区間の列車を使うのです。ホテル代やバス代・ガイド代はかからないし、おまけに座席車は安いのです。といってもそれは料金勝負の大手さんなので商品造成としてそれはそれでやむを得ないとも思いますが、更に驚いたのが何とそのホームページにはロスの近郊を走るサーフライナー号の写真が掲載されています。実際乗車するクレッセント号とは全然違う車両が掲載されています。北斗星乗るツアーにカシオペアの写真を掲載するでしょうか?そのの旅行会社は鉄道会社の名前がついている旅行会社なのに担当者が何も知らないということは何とも残念なことです。14日間で大陸を横断するという価値は素晴らしいのですが、内容としては本当にお客様の事を考えずに商品を作っているといういい例なのではないでしょうか。しかもその説明としては「優雅に・・アムトラックは、移動手段としての乗り物ではなく、ゆったりと時間を楽しむ鉄道です。快適にお過ごし下さい」なんか書いてあるぐらいですから、いくらなんでも鉄道旅行の誤解

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を生む原因となるのではと心配になってしまいます。このように移動を短縮するための手段として鉄道が使われることがあるので(夜出発して朝着く列車だったら大体このパターン)お客様の方でも注意が必要なのです。本来クレッセント号とは、ニューオリンズを出発し、ミシシッピの長大な橋を渡り、いくつもの橋を渡り南部の自然をゆったり楽しみながら、東部の大都市に徐々にせまっていく景色の移り変わりを楽しむ列車なのです。
ちょっと思わず脱線してしまいましたので列車紹介はまた明日。

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