地球から聞こえる悲鳴
みなさん、こんにちは。母なる大地に恋をする年頃、成田“私を氷河に連れてって”佳菜子です。ついに梅雨が明けましたね。梅雨の時期は、真っ青な空にうっすらと映える白い雲とのコントラストが懐かしい気分になった時もありましたが、こんなに急に真夏日の日が続くと、梅雨が恋しいような気分になってしまいます。まぁなんとも、勝手なんですけどね。
さて、連日真夏日が続いている日本列島。熱中症で搬送される方のニュースも毎日耳にしますが、この猛暑は、日本だけでなく世界各国で起きているようです。中でも一番驚いたのが、平均気温20度前後のロシア・モスクワで、連日35度を超え、非常事態宣言が発令されたというニュース。また、イタリアでも40度を越える日が続き、観光地として有名なトレビの泉では水浴びをする市民が後をたたないとか。
世界で続く異常気象、人間にとっても厳しい環境ですが、
何より先に影響を受けるのが動物や自然ではないでしょうか。地球の裏側ブラジルのサンパウロでは、現地時間の20日までに、南米大陸の南部に生息するマゼランペンギンやウミガメなどの悲しい姿が大量に漂着したそうです。原因は不明のようですが、大半が餓死しているため、寒波や気候変動によるとみられる海水温の低下で、食料となる魚が減少したことが影響しているようです。また北極では毎年氷の溶けるスピードが進み続け、氷が餌までの道のりである白クマたちは、餌まで辿りつく事が出来ず、命を落とす者も現れています。
異常気象の影響を受けているのは動物だけではなく、自然界も色々な所で影響を受けています。自然界には残したい沢山の絶景があると思いますが、私はその中でも特に、アルゼンチン・パタゴニアのロス・グラシアレス国立公園内にある氷河、ペリト・モレノ氷河は、1人でも多くの方にご覧頂きたい絶景の1つです。先日弊社でもパンフットが完成になり、首を長くしてお待ち頂いていた沢山のお客様に発送をし、早くも御予約頂くお客様も出てきております。私は、白とブルーのコントラストというのは、コントラストの中でも一番感動する組み合わせでないかとも思いますが、ペリト・モレノ氷河はまさにそのコントラストを始め、自然の力の壮大さで、沢山の観光客を魅了し続けています。
弊社では毎年、11月から3月のベストシーズンにかけて、パタゴニアツアーを数多く催行させて頂いております。その度、ペリト・モレノ氷河の絶景に感動したお客様から、素敵なお言葉を頂いております。観光客の心を掴んでやまない絶景であるパタゴニアのペリト・モレノ氷河も、この異常気象の影響を少なからずとも受けている自然の一つです。私達に出来る事は小さいことしかありませんが、日々の生活で出来る事を行い、ペリト・モレノ氷河の絶景を始め、様々な自然や動植物の命を大切にしていけたらなと思います。
堅苦しい文章になってしまいましたが、今日も猛暑日の東京。氷河に抱きつきたいなぁなんていう気持ちになるのは、私だけでしょうか。
11月からベストシーズンを迎えます!ぜひ、先日納品されたパンフレットをご請求下さい。
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