ザンビアに緑を!ザンビア“みどり1本プロジェクト”応援しています!
みなさん、こんにちは。さあゆくんだその顔をあげて、高村“エコ鉄道999”陽子です。
今日は、ザンビア“みどり1本プロジェクト”についてご紹介したいと思います。
南部アフリカのザンビアは、世界三大瀑布のひとつであるビクトリアの滝がある国として知られていますが、近隣のアンゴラやコンゴ民主主義共和国などから、ふるさとを追われた多くの難民を受け入れていることをご存知でしょうか。5万人を越える人々が押し寄せてきた現在、キャンプでは環境保全が必要になってきました。
電気やガスといったインフラが整備されていないため、薪を使うことが多く、また、もちろん家屋も木造ですので、多くの木が使われます。また、農業技術もまだまだ乏しいために、必要以上に天然資源を消費してしまったりもしています。その結果、土地がだんだん荒廃してきてしまったのです。そこで、その地に緑を取り戻そうと始まったのが、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のザンビア“みどり1本プロジェクト”です。
具体的には、植林はもちろんのこと、薪の使用量を減らす為の“改良かまど”の導入や、森林の保全、環境保護に対する意識を高めるためのワークショップや家庭訪問の実施など、さまざまな活動がなされています。
ビクトリアの滝があることもあり、毎年多くのお客様をご案内している国ザンビアが、こんな問題を抱えていると知って、何か協力させてもらえることはないかと思い、ザンビアの観光が含まれるツアーの売上げの一部をUNHCRの公式支援窓口である国連UNHCR協会に寄付させて頂く応援キャンペーンを始めました。実際に、ツアー中に植林活動などをご覧頂く機会はないのですが、このキャンペーンの趣旨にご賛同頂き、ツアーにご参加されたお客様からは、“もっと、このような活動があってもいいのに”とのご意見を頂いたりもしています。
世界的に叫ばれている環境保護は温暖化にまつわる話が多く、そこで取り上げられる
森林伐採の問題も、どうしても工業化の裏側にあるものとして登場しがちです。「難民キャンプで緑が不足している」という、普段なかなか耳にしない話を、少しでも多くの方に伝えられたらと思っています。
梅雨明けと同時に一気に猛暑が襲ってきている今日この頃。環境のことを気にするには、ある意味、ちょうどいい機会かなと。
(写真提供:UNHCR)
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