そこに山があるから。(カナダ・パタゴニア・スイスの山々)
山が私を呼んでいる・・・・。はい、みなさん、こんにちは。人生には谷があって山があるそしてそこにはあなたがいる、坂岸“愛の造山活動家”茉莉です。
最近「山ガール」という言葉が流行しているそうです。先日妹が、山開きした富士山を登頂するために、5合目から張り切って登ってきました。しかし梅雨の時期なのは、静岡や山梨も同じ、暴風雨とヒョウまで降り続き、山小屋で避難すること数時間、結局は7合目で引き返してきたそうです。ペルーやボリビアを扱う秘境部の一員として、高山病対策まで指導して出発させたにも関わらず、、、結局は3000mにも上がれなかったと嘆いていました。そのツアーのメンバーも20代30代の女性が大半で、ピンクや赤のゴアテックスを着込み、可愛らしい山の装備をしていたとか。彼女たちが今話題の山ガールだそう。
そう、山。世界中には富士山よりも高い山がゴロゴロ存在します。本日は私が添乗で訪れた山々をちょっとだけご紹介させて下さい。
先日、ドロミテ街道とスイスアルプスをイタリア側とフランスから見るツアーの添乗より帰国致しました。毎日晴天で、本当に文句なしの素晴らしいツアーになりました。
西欧(ロシアを入れなければ)で最高峰と言われるモンブラン(4810m)を見たり、三大北壁と呼ばれるマッターホルン(チェルビーノ)をイタリア側から見たり、ゴツゴツした灰色のドロミテという山群をハイキングしたり(ドロミテは平均3000mあるか無いかの山々ですが、その岩肌の色と峻険さに魅了されました。)、毎日山に囲まれたツアーでした。
我々、秘境部で代表される山にカナダのロッキー山脈があります。先日6月下旬からの初
夏に訪れるカナディアンロッキーのツアーが無事に帰国致しました。カナディアンロッキーは、よくスイスのアルプスと比較をされます。スイスほど観光地化されておらず、ロープーウェイも充実していませんが、その規模はスイスのそれ以上かもしれません。なんと、カナディアンロッキーは標高1600mの場所に町を作り、そこから山脈の裾に、ロッキーを縦断する長い道路を造ってしまいました。その道を通ると右に左に、前に後ろに、美しい氷河を携えた雪山が迫ってきます。好きな所でバスを停めて、ハイキング道を簡単に歩き始めることが出来るのも魅力の1つです。まだまだ野生で、人も居ない場所なので、マウンテンゴートやビックホーンシープなどの野生の動物に出会えるのも素敵です。
そしてそして、もう1つの秘境のアルプスは、ご存知パタゴニアです。
先日、今年の11月頃~来年の3月までのパタゴニアの力作パンフレットが完成致しました。既にお申込みもチラホラ頂いて、嬉しく思う毎日です。
パタゴニアはアンデス山脈の南部で、南米の南緯40度以南の地域の事を指します。地図で見ると、南米のアルゼンチンとチリが領有し、先っぽの先端部分です。面積はなんと日本の3倍!そこにアンデス山脈が南北に貫き、雪を被った2000m 級の峰々と美しい氷河が見所です。
ユーラシアの旅では、エル・チェルテンという村からフィッツロイ(3405m)、セロトーレ(3128m)という峻峰を見るためにミニハイキングをします。スイスやイタリアのアルプスと違
い、観光客はほぼヨーロッパや南米から来た個人のトレッカー達のみ。そんな秘境だからこそ、どっぷりとダイナミックな自然には浸れます。
またチリに移動して、パイネ国立公園にも訪れます。大阪府よりも少し小さい面積を誇る国立公園で、ここも又、緑豊か、鳥類や哺乳類の楽園、そして青く光る氷河が美しい場所です。花崗岩の岩峰が怖いほど目の前に迫ってきたのが印象的でした。
他にもタンザニアのキリマンジャロも扱っています。野生の象の大群のバックにはキリマンジャロ。なんて絵になるのでしょうか。その話はまた今度にします。
私もこの仕事に就いてから、世界の山々を目にしました。そろそろ日本の百名山制覇!?を目指して、山ガールデビューをしてみようかしら・・・そんな事をお客様と話しました。
スイスのアルプスを見て感動した!という方へ。パタゴニアそしてカナディアンロッキーも、また違った魅力に触れることが出来ると思います。是非、来年は訪れてみてください。(坂岸)
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