飛行機の番号
みなさん、こんにちは。空飛ぶ、吉枝“宅空便”健一です。
今日は、海外旅行に行く際に必ず乗らなければならない飛行機についてお話したいと思います。基本的に乗り物には、登録番号がついています。航空機のように国際民間航空機関が定めた共通のルールによって定められていたり、JRなど鉄道のように各会社が決めていたりと様々あります。
身近なところでは国鉄時代から続くJRの車体番号。構造を表す記号と設備を表す記号とにわかれており、例えばちょっと古いですが、クハ103-1052という記号の場合は、クが運転台がある制御車、ハは普通車でクハとなっていることがわかるのです。そのほかモはモーターがある電動車、サは動力がない付随車、ロはグリーン車、ロネはA寝台車などなどです。ですのでサロときたらモーターがついてないグリーン車だなあということがわかるのです。その後の103系というのは形式番号で1052というのはその車体番号です。毎日通勤の時に1052に乗ったとか今日は1054だったなあとか見てみるのも面白いと思います。でもそれをやると全編成に乗ってみたいだとか写真を撮ってみたいだとかのマニアの一歩としての症状がみえてくる事もあるのでご注意を。特に機関車はもっと面白くEF81-69という機関車があるとしましょう。EFというのは動輪数が6の電気機関車を表し数字の81は交直両用の電気で走り時速85キロ以上のものとなるわけです。
と列車の話が長くなってしまいましたが、航空機もこのように機体を識別する番号がついています。飛行機の場合は、国籍番号に数字が並ぶ事になります。それはレジ番と呼ばれていますが、大体尾翼の下の方にわかりやすく書いてあるのです。それで自分がどの航空機ののって、その航空機の履歴がすぐわかってしまうのです。最初の記号の国籍は予め決まっていてJAは日本で、Nはアメリカといった具合です。例えば日本航空のJA8074だったり全日空のJA779Aだったりする訳です。
また合併によって塗装が変わってしまう場合もありますが、例えばノースウエスト航空はデルタ航空と合併してデルタ塗装となりましたが、デルタ塗装機でN675NWという機材はもともとノースの機材だったことがわかります。インターネットの検索でこのレジ番を検索して頂ければ、色々な人がとった写真がでてきますから是非ご覧下さい。そうするとノースウエストの旧塗装の時代もあったんだなあと一人感慨深く感じてしまうことでしょう。
また政府専用機だってレジ番がちゃんとあるのです。政府専用機は航空自衛隊に所属しているために、専用の番号がつけられていますが、最初は民間機として登録され1号機はJA8091から現在20-1101に2号機はJA8092から20-1102に変更されています。
という訳で明日から海外に行かれる方は必ず飛行機に乗る際にレジ番を探して下さい。ひょっとしたら帰りも同じ機材かもしれないし、いつか展望台で飛行機を見ていたらその機材が目の前を通るかもしれません。そしたら隣で写真を撮っている少年にこういって下さい。「おいちゃんはね~昔あの飛行機に乗ったことあるんだよ~」
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