今夜の過ごし方~ロマンチック中米編~
みなさん、こんにちは。拝啓夜空ノムコウには星が綺麗なワケで、吉村“北の国から来た酔っ払い”和馬です。久々の登場です。本日は、ザッケローニ率いる新生ジャパンの代表戦です。対戦相手はグアテマラです。ザッケローニ監督はまだベンチから指揮を取れないようですが、本日もアツい試合を肴においしいお酒が飲めそうです。
さて、グアテマラをはじめとする中米諸国にようやく乾季のベストシーズンが到来します。美しい街並み、古代文明が残した建築物などが魅力の中米諸国を楽しむには、やはり照りつける太陽、そして青空が欠かすことができません。
太陽と言えば、まもなくメキシコ・チチェンイッツアで太陽が創り出す奇跡が起こります。
その名も“秋分の日の奇跡”!何が起こるかというと、チチェ ンイッツアのメインでもあるカスティージョ(スペイン語でお城を意味する、ピラミッド型の建築物です。)に夕刻の傾き始めた太陽が当たり、緻密に計算された階段に影を作り出します。その影は、古代マヤ人が崇拝した、羽毛が生えた蛇の神“ククルカン”なのです。そして、そのククルカンは、太陽の動きに合わせて、まるで生きているかのように姿を変化させながら、聖なる泉“セノーテ”の方向へと進んでいきます。もちろん実際に進んでいるわけではないのですが、思わずそう感じてしまう光景は、奇跡としか言いようがありません
この奇跡は偶然が作り出したものではなく、天文学に長けた古代マヤ人が我々に見せる、壮大なる天文ショー。 高度な天文学を持っていたとされるマヤ人。舞台となるカスティージョも、全ての段差を合わせると、何と365段。暦を意味しているとされています。しかも、この奇跡が起こるのは年に2度、春分の日と秋分の日だけなんです。カスティージョが建設されたとされるのは9世紀頃。人類発の望遠鏡とされるガリレオ式望遠鏡が発明されたのが1608年とされています。その遥か昔から、マヤ人は天体観測をしていて、かつ正確な暦を理解していたとしか思えません。
今夜も東京は晴れてますね。空を見上げれば無数の星たちが散らばっています。
古代マヤの人々が眺めていたのと、同じ星たちを見ながら浸ってみる。そんなロマンチック夜はいかがでしょう。
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