2010年12月30日 (木)

お便り愛子の世界の切手から その1

みなさん、こんにちは。へいらっしゃい、普通の切手と記念切手どっち?、三橋“郵便局の一兵卒”愛子です。早いもので2010年も、残りの大晦日を迎えるのみとなりました。年越しの準備は整いましたでしょうか?大掃除に御節の買出し・・・忙しい毎日をお送りのことと思います。今朝、テレビをつけるとリポーターのお兄さんが築地から中継をしていました。下町生まれのせいか、値切り交渉をする威勢のいい声を聞くとなぜだか体中の血が騒ぎ、わくわくしてしまいます。実は何を隠そう、学生時代は年末の短期アルバイトで築地のとあるお店でマグロの叩売りをしていたのです。体の芯まで突き刺すような寒さと猛烈な眠気と戦いながら、あの頃も今と変わらずバタバタとした晦日を迎えていたなぁ・・・としみじみ思い返してしまいました。

そして新年のお楽しみといえば、年賀状ですよね。メールが主流となった現代では尚更、郵便ポストに届けられた友人からの便りが嬉しいものです。最近では素敵なイラストの既製品もバリエーションが増え、忙しい仕事の合間でも手軽に年賀状を作成できるようになりました。また海外で年越しをする人の中には、エアーメールで新年のご挨拶、なんて方もいらっしゃるかと思います。日本につく頃には、外国の消印やインクでちょっと薄汚れていたりして・・・またそれも趣があって私は好きです。また外国の切手も色や形が様々でついつい集めたくなってしまいますよね。

そこで!2010年の取りを飾る本日は、『切手から観るぶらり世界紀行』と題しまして、我が秘境チームの取り扱う国々の、切手の世界へと誘います。

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まず始めは、先日、パンフレットが完成したばかりの【アメリカ】。こちらの切手には、西部劇「シェーン」でもお馴染みのティートン山脈が描かれています。大人気の「アメリカ西部国立公園物語 16日間」をはじめ8つのコースでこのグランドティートン国立公園にご案内いたします。実際に目の当たりにすると、山脈の流れるような曲線美と、周りに広がる長閑な風景がとても良くマッチし、まるでシェーンの時代にタイムスリップしたかのよう。湖面に映る逆さティートンの姿に感動して声も出ませんでした。残念ながら、こんなに夕陽で真っ赤に染まったティートン山脈にはまだお目にかかったことがありません。いつか自分の目で見てみたいものです。

さて、所変わって、北米大陸よりぐぐっと南下。この緑と黄色の配色といえば、そう【ブラジ

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ル】です。サッカー強豪国らしくデザインは世界中の国旗に囲まれサッカーをしているイラスト。まあるい円形はもしやサッカーボールを表しているのでしょうか?こちらは一例ですが、実はブラジルにはコレクターも喉から手が出るほど欲しくなるレアなサッカー切手が沢山!また日本とも関係が深いため「ブラジル移民100周年交流切手」などといった日本とブラジルの国旗がデザインされた切手もあります。知る人ぞ知る謀切手コレクターのためのショップでお目にかかれるそうです。気になる方は是非!

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そして、こちらの切手は【アルゼンチン】。アルゼンチンって切手になるほど動物が有名なの?と思ってしまいますが、実はアルゼンチンの中部には「パンパ」と呼ばれる草原が広がっているのです。国土の20パーセントを占めるこのパンパでは、これらの動物たちに出会えます。《右上》はビクーニャ。アルゼンチンだけでなくペルーやボリビアなどアンデスの山々に生息しています。その毛で作られるコートは数百万円の値が付けられるほど。つぶらな瞳にピンと上を向いた耳がファンの心を掴みます。《左上》はパンパスジカ。パンパを代表する鹿です。《右下》はチャコペッカリーと呼ばれるイノシシの仲間。アルゼンチンの北部やパラグアイ、ボリビア南西部に生息する動物ですが、1970年代に生体が発見されるまではすっかり絶滅したと思われていた伝説の動物なのです。その革はとても伸縮性がありかつては高級手袋なんかに使われましたが現在はワシントン条約によって保護されています。そして《左下》はプーズー。ちょびっと突き出た角が可愛いですよね。これはアメリカ大陸原産のシカの中では最少なんだとか。ご紹介したすべての動物が、アンデスのパンパ一体で生息する動物達。絶滅危惧種に指定されたペッカリーはなかなかお目にかかれませんが、ビクーニャはアンデスを旅するとよく見かけることがあります。

そして最後は大陸を越えて【南アフリカ】へ!南アが誇る世界一豪華列車「ブルートレイン」

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が描かれた切手です。1920年代、イギリスからやって来た富豪たちのロマンを乗せ、運行が開始されたユニオンリミテッド号(ブルートレインの原型です)。当時にしては珍しく、照明や温冷水の設備が備えられ、それはまるで動く豪華ホテルそのものだったのではないでしょうか。現在はプレトリア~ケープタウン間の1,600kmを一泊二日かけて走っています。プレトリアといえば別名「パープルシティ」と呼ばれるほど、紫色のジャカランダの花が美しく咲き乱れる街。その数、なんと8万本!ジャカランダが満開を迎えるのは10月の上旬から下旬。ぜひ、来年はこの豪華列車ブルートレインに乗ってジャカランダを愛でに南アフリカへお出掛けになってみてはいかがでしょうか。

~皆さん、25日間に渡る「切手から観る、ぶらり世界紀行」はいかがでしたでしょうか。当機はまもなく成田空港に着陸いたします。成田空港周辺の天気は晴れ、コタツとミカンが恋しくなる陽気でしょう。~
さて明日は大晦日、郵便屋さんは大忙し!世界中の人々の夢とロマンを乗せて、走れ!

最後に・・・
本年は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。来年、弊社は創業25周年を迎えます。今後も皆様のご支援を賜りますよう秘境メンバー一同、更なる発展を目指し日々精進していく所存でございます。どうぞ来年も宜しくお願い申し上げます。
どうぞ、よいお年をお迎え下さい。(三橋)

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