2010年12月22日 (水)

シークレットサンタ

みなさん、こんにちは。真っ赤なお鼻の♪成田“トナカイは大きくなったら鹿になります”佳菜子です。明日はいよいよ、クリスマスイブイブですね。もうプレゼントの準備は万端ですか。私は先週金曜日に、我が秘境部の忘年会があり上司にプレゼントを頂き、日曜日のホームパーティーではプレゼント交換をし、気持ちが温かくなる週末を過ごしました。いくつになってもプレゼントは、もらうのも、渡すのも幸せな気分になりますね。

さて、今日皆さんにご紹介するのは、ここ最近クリスマスネタが続いていますが、心がほっこりする、アメリカに実在した“シークレットサンタ”と呼ばれていた男性のお話です。

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1971年の年末、勤めていた会社が倒産し路頭に迷っていたスチュワート。あまりの空腹に耐え切れなかった彼は、ぶらりと入ったレストランで取り憑かれたように注文をし、請求書を出されてハッと我に返り、お金を持っていなかったことに気がつく。お金を持っていない事に気がつかれまいと探すふりをしながらも、頭では警察に突き出されても仕方がないと諦めた時、男性店員が「20ドル落ちてますよ」と彼に渡してくれ、そのお陰で彼は無事に会計を済ますことが出来た。この時彼は、この20ドルが自分の人生を大きく変える事になるだろうとはまだ気づいていない。

その後彼は、移り住んだ町で会社を立ち上げ懸命に働き、結婚し子供にも恵まれ幸せな生活を手に入れるも、その幸せな生活も長くは続かなかった。
不況で立ち上げた会社が倒産。その日の食事代にも困るほど追い詰められた彼は、貧しさのせいで我を忘れ、銀行強盗を働きそうになる。
だが、20ドル札を見てふと我に返り、銀行強盗をすんでのところで思い留まることができた。

改心し、また新たな場所で働き始めるも、不運は続き、会社の経営が思わしくないということで、解雇されてしまった。
途方にくれた彼は、たまたま目に留まったポップコーン屋さんに立ち寄りポップコーンを購入しようとしたが、売店の女性の暗い表情を目にし、困っているのだと思った彼は、20ドル札をプレゼントした。女性は、一度は受け取れませんといってそのお札を返したが、「クリスマスプレゼントだよ」という彼の言葉を素直に受け取り、素直に20ドル札を受け取った。その時の女性の笑顔は、今までにない位スチュワートを明るくし、彼の心を大きく動かしたのだ。

そしてそれから彼は、銀行に行く度になけなしのお金を引き出し、白いオーバーオールに赤い服とベレー帽の姿で町に繰り出し、困っている人や貧しい人に20ドル札をクリスマスプレゼントとして手渡した。

ある日、奥様に「銀行にお金がないわ」と言われた彼は、「落としてしまった」と嘘をつく。実は彼、家族にも内緒でシークレットサンタとして20ドル札をプレゼントし続けていたのだ。
立ち上げた会社も軌道に乗り生活は忙しくなるも、彼はシークレットサンタとしての活動を続けた。不思議な事にプレゼントをすればするほど会社の業績は上がっていった。

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シークレットサンタが誕生して数年経った頃から、シークレットサンタの存在が街中で話題になっていった。そして、ついに彼の家族に、シークレットサンタの存在が自分であると気がつかれてしまう。
お金が貯まる度にプレゼントをしていて為、銀行には常にお金があまりなかったが、彼の奥様は彼を怒る事はなく「すばらしいことね。これからも頑張って節約をして、少しでも多くの人にプレゼントしていきましょう」と声をかけた。
その後も彼の会社が大きく成長すると共に、プレゼントの金額も大きくなっていきながらのプレゼントは続いた。

シークレットサンタの活動は全米に広がって行き、9.11爆破事件の際はニューヨークに行き、ホームレスや職を失った人を中心に2万5千ドルを配り、2005年のミシシッピー州を襲ったハリケーンの際は7万5千ドルを配った。そして、彼が27年間で配った総額は150万ドルにもなった。

残念ながら彼は、2007年の1月に56歳という若さで生涯を閉じていますが、彼がシークレットサンタになるきっかけになった20ドル札を渡した男性は今も健在です。
彼は生前、この男性にも感謝と御礼の気持ちをこめて、1万ドルをプレゼントしています。

私はこの男性の存在を知った際、節約をしてまでも他の人の為にお金をプレゼントしようと思える彼も素敵ですが、そんな彼を一生懸命支えた家族の姿に心打たれました。
お金が沢山あるからプレゼントをするのではなく、生活を切り詰めてプレゼントをする。安易に行動に移せることではない事を実現したスチュワートとその家族の気持ちの強さに、自分の小ささを改めて考えてしまいました。スチュワートのような方が増えると、素敵ですよね。

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