2011年1月 4日 (火)

【共通テーマデー】もしも私が過去の偉人として生まれ代れたなら

みなさん、新年明けましておめでとうございます。恋愛征夷大将軍、坂岸“恋の討伐に出兵じゃあ”茉莉です。

なぜ、スペインによってインカ帝国は滅んだのでしょうか。

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私がスペインという国の中で一番好きな町、それはエストレマドゥーラ地方にある中世都市「トルヒージョ」。小さな町はマドリッドからバスで3時間半、町に足を踏み入れると、旧市街は突然タイムスリップ。茶色い可愛い町並みとトルヒージョ城。そして、その可愛らしい町並みとは打って変わり、マジョール広場に聳え立つ勇ましい像、それが「フランシスコ・ピサロ」の騎士像です。

偉人か否かは賛否両論でしょうが、私が性別まで変え過去の偉人に生まれ変わるならば、「フランシスコ・ピサロ」に生まれ変わろうかと思います。

時は1532年、ピサロが率いるスペイン軍の侵入によって、南米に栄えた黄金のインカ文明

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は終焉の時を向かえます。わずか160名程度のピサロ軍が勝つ方法は、1つだけ。「インカ皇帝の生け捕り」でした。2万人以上のインカ軍に囲まれた中、拝謁に成功したピサロは、インカの実質的な最後の皇帝アタワルパを鷲づかみにして、御輿の上から引きずり落としたそう。

南米では嫌われ者のピサロ将軍。
歴史上ではインカ帝国を滅ぼしてしまったわけなので、嫌われて当然ですが、私がピサロ将軍に生まれ変わったあかつきには、インカ帝国とは友好的に関係を築きます。確かに溢れる黄金に目がくらむかもしれません。しかし後世に生まれた私は、コロンビアやエクアドル、そしてペルーを訪れる度に思うのです。時間が止まってしまった遺跡の中に佇むと、もし今もインカ帝国が、はたまたその後インカ帝国にとってかわるアンデス文明が反映していたら、これらの遺跡はどのように活用されていたのだろうか・・・と。
チャビン文化、パラカス文化、ナスカ文化、モチェ文化、ワリ文化、シカン文化などと文明を繰り返していたアンデス文化、ピサロが友好的にインカの繁栄を許していたら、きっと今、南米の姿はガラリと変わっていると思います。

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かの有名なマチュピチュ遺跡。突然忘れ去られたように住民が消えた空中都市。様々な説がありますが、もし今も町として機能していたら・・・と想像してみてください!観光をしながら、彼らの生活様式をのぞいて、儀式を説明してもらって、彼らの死生観を身近に見学できたかもしれません。考えただけでも、想像が止みませんね。

私の大好きなトルヒージョの町ではヒーロー扱いされている、「ピサロ将軍」。そんなピサロに私が生まれ変わったら、きっと今もマチュピチュで大賑わいの活気ある人々の姿に出会えます。そんな南米が、ただ見てみたいのです。(坂岸)

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