マヤ人のルーツ(メキシコ、グアテマラ、ベリーズ)
みなさん、こんにちは。強く香る、強く生きる!霍間“微糖な人生が送りたい”祐子です。大寒も過ぎこれから暖かくなるのかなと思いきや、また寒い日がつづいておりますが、皆様体調はいかがでしょうか?
さて、1月ももう終わりに近づいておりますが、皆様1月と言えば、何を思い浮かべますか?お雑煮?おせち?羽子板?年賀状?
私はなんと言っても、お正月の親戚の集まりを思い浮かべます。年に一度、皆で田舎の実家に集まって年末を過ごす。コタツに入って紅白歌合戦を見る。昔は嫌いなイベントでしたが、今となっては親戚が一同に集まる貴重な機会。皆で一年を振り返るのも悪くないなと思います。
そして、親戚が集まると、私の祖先はどこから来たのだろうと思うことがあります。血のつながりのある人々が一同に集まり話していると、なんだか無性に知りたくなります。今日はそんな「人のルーツ」(アメリカ大陸編)についてお話をさせていただきます。
私は先日メキシコに行ったばかりですので、メキシコのマヤ人のルーツを探っていこうと思っています。マヤ人はなぜこんなに人々を惹きつけるのか?それは、高度な文明が残されているからだと考えています。彼らは、望遠鏡もない時代に高度に発達した天文学を生み出しました。遥か昔から、ジャングルの中にいくつもピラミッドを建てて、奇妙なマヤ文字を刻んだ石碑を建てました。それらのピラミッドや石碑は非常に高度な技術をもって作られていることがわかっております。またマヤ文明には、様々な謎も残されています。ベリーズのマヤ遺跡で発見された、水晶で作られたドクロは、その歯に至るまで1本1本精巧に作られていて、今の技術を持ってしても、この水晶と同じものを作るには300年かかかるそうです。
こういった高度な文明を持った人々は、いったいどこから来たのか?やれ、古代エジプトの子孫だ、アトランティス人だ、さらには宇宙人だという説まででたそうです。
今では、それらの説は否定されています。それではどこからやってきたのでしょうか?
…答えはずばり、私達と同じアジア人なのです!
今から一万年以上前、現在のロシアとアラスカの間にあるベーリング海峡は陸続きでつな
がっていたそうです。今世界地図を見ると信じられませんが、陸地でつながっていたのです。ある説では私達と同じアジア人が、マンモスや食糧となる動物を追いかけて、この寒い道を通ってアジアからアメリカ大陸に渡っていたようです。これはマヤ人だけでなく、アメリカ大陸に住んでいた原住民の人も同じルーツと考えられています。だから、今でもアメリカ大陸の先住民赤ちゃんのお尻には、私達と同じ蒙古斑がついています。そう考えてみますとたしかに、マヤの人々やアメリカ大陸の人々は私達に似ているように感じます。
この地域には、仏像のようなポーズをとった人物の彫刻が残されていて、私達アジア人との思考と似ていたので、作られたのではないかと言われています。
そう考えるとなんだか親近感がわいてきますね。
一万年以上前に渡った、アメリカ大陸の人々は小さな動物の狩りをしたり、木の実などを収集したりしながら定住することなく、食べ物を探しながら転々としていました。そして色々な環境を克服して、南下して行き、その一部が今のメキシコ、グアテマラ、ベリーズ、などにメソアメリカアとよばれる地域に住み始め、文明が興ったのです。
未だに、このメソアメリカの文明には謎が多く残っています。マヤ人の使っていたマヤ文字の解読は、いまだに20%しかすすんでいないそうです。現代に生きる私達にもまだ解明できない文明なのです。
そんな文明を創りあげた人々と、私達のルーツが同じと考えるとなんだか鼻高々ですね。
まだまだ謎の多い、マヤの文明。是非、皆様も中米に行ってルーツの同じマヤの人々の作った高度な文明を、肌で感じて頂きたいと思いなと思います。
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