2011年1月 6日 (木)

失われた世界が失われないうちに…。

 みなさん、こんにちは。失われた単車、吉村“壊すのは悪いことですよ”和馬です。新年明けましておめでとうございます。
私は年末年始の添乗に出ておりましたので、本日から仕事初めです。本年も宜しくお願い申し上げます。

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 さて、2011年最初の“今日は何の日”のコーナーです。今日の誕生日の方、おめでとうございます。そんな皆様と同じ誕生日の有名人をご紹介します。フランスの革命家ジャンヌ・ダルク、秘境チームのみんなも大好きチャゲ&飛鳥のチャゲさんです。そして、忘れてはならないのがもう一人!実在する人物ではありませんが、シャーロク・ホームズシリーズのあのシャーロック・ホームズです。
なんで秘境ブログにシャーロック・ホームズが登場するかと言いますと…。そうです。コナン・ドイルだからです。まだ思い浮かばない方に大ヒント。“失われた世界(ロストワールド)”です。
 秘境チームが扱う“失われた世界”といえば、小説の舞台にもなった20億年前の大地ギアナ高地。行かれたことがある方は、あの圧倒的な存在感を覚えているかと存じます。世界最大の落差を誇るエンジェルフォールはご存知の方も多いと存じますので、私は省かせて頂きます。本日は、20億年前の大地が体感できるロライマ山(2,810m)をご紹介させて頂きます。

 そもそも、ギアナ高地は、太古の世界で大陸移動があった際に回転軸となり、火山噴火

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や地震などの地質学的な変化の影響をほとんど受けず、地球では最古の岩盤がそのまま残っているとされています。また、テーブルマウンテンという特異な環境のため、外界とは隔絶され、最古の岩盤の上には20億年前の生物が今なお生き続けています。
この20億年前の姿を目の前で見るためには、2つの手段があります。
(1)ヘリコプターで着陸する:この方法は年間を通じてご案内しております。(オプショナルツアーでご案内します。)
(2)歩いて登る:テント泊をしながら、ロライマトレッキングで頂上を目指します。弊社で扱う登山ツアーの中でも、多少難易度が高くなっています。
いずれにしても、現在の乾季はロライマ山頂を目指すには絶好のシーズン。気流は安定、雨はほとんど降らないので、トレッキングの際にも心配いりません。
我々、秘境チームが扱う地域でも、ロライマ山に匹敵する光景はそうそう出会えることはありません。秘境チームの中でも、リピーター率が高い20億年前の大地。中には添乗ではなく、プレイベートで登ってしまうものもいるほど。
 遺跡は人間が創り出したもの、自然は地球が創り出したもの。それぞれに魅力は勿論ありますが、20億年変わらずにソコに存在し続ける自然は、言葉では表すことが到底できない凄みがあります。
 いつかはギアナ高地へ。20億年変化がなかった地域ですが、もしかしたら突然なくなってしまうことがあるかもしれません。少しでもご検討頂いている方は、是非とも早めに訪れて頂くことをおススメ致します。

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