世界の街角一丁目 第20回(白い街スクレ・ボリビア)
みなさん、こんにちは。純白の天使が舞い降りる街、岩間“白すぎる恋人”裕子です。
発表して、もうかれこれ1ヶ月。もう既に皆様の手元に届いているのでしょうか、2011年 春・夏・秋 南米の大自然パンフレット。ページをめくる度に「おっ、これもいいなぁ」、「この組み合わせと、こっちの組み合わせ、どっちかなぁ」などと自然とニヤニヤしながらながめてしまう。実際、その場に行ってもいるので、どの場所も間違いなく素晴らしいのは知っている。だからどこが一番、とかなると、う~~~、本気で悩んでしまう。遠いところから、体力がきつそうな所から、日数、などそれぞれツアーを選ぶためのポイントがあると思いますが、そんな時は何なりとご相談ください!!その方、それぞれの一番のツアーがあると思いますが、それを一緒に考えましょう。
ところで、南米の大自然パンフレットの中でも人気の高いウユニ塩湖とレンソイスの白砂漠。全く違う国にある自然の共通点と言えば、それは『白の世界』ということでしょうか。この2大自然の魅力は計り知れませんが、何度かブログでも紹介させていただいているので、今回の世界の街角は自然ではないけれど、その白さが魅力の一つでもあるボリビアの街、スクレに行ってみたいと思います。
スクレは16世紀に世界最大の銀の鉱脈が発見され、瞬く間に世界の経済と権力の中心となった銀山の街、ポトシとは約150kmの距離にあり、もともとはポトシでとれた銀を管理する為に築かれた。標高4000m、生活するには不便な立地にあるにもかかわらず、その富を求め多くの冒険者や商人がポトシへとやってきては贅沢の限りを尽くした。そんなポトシとは違い、標高2790mと比較的低く気候にも恵まれたスクレは当初から文化的な街として発展し、当時南アメリカで最も由緒ある大学なども設立された。
また、スクレはボリビア独立の舞台にもなっており、スペインからの解放を目指す最初の
独立運動が組織されたのもこの街だったのです。かつて建物を白く塗る条令があった街は、すべての建物を白くし、赤茶色の屋根との調和は街全体に落ちついた雰囲気をつくりあげていました。白く塗られ壁が太陽の光に反射して街全体が白く輝いている。スクレの人たちは、昔からそして現在もスクレの街を愛し、その市民であることを誇りにしています。それは街の人にふれあって強く感じました。ウユニ塩湖や白砂漠とはまた違う白い輝きがそこにもあったのです。こんな白い世界を覗いてみるのもいいかもしれませんね。
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