2011年4月 7日 (木)

私が愛したボリビアの神様

P1 みなさん、こんにちは。恋の桜前線は接近中、坂岸“花さかおばちゃん”茉莉です。
桜がついに満開を迎えましたね。添乗員をやっていると、大好きな秋の風物詩「金木犀」も春の訪れ「桜」も、いつの間にか散っていることが多いのですが、今年は何度も顔を上げて見ることができました。先日は靖国神社に見に行きました。

 さて、私、坂岸は人形が大好きだという話を以前ブログでさせて頂きました。“ぬいぐるみ”ではなく、”人形”です。先日、休暇でボリビアへ訪れた際に、そんな人形ハンターな私を虜にする人形に出会いました。

その名は「エケコ人形」。

P2それは、豊穣(abundancia)の神様です。ボリビアやアンデス地方で信じられている土着宗教の神様だそうで、ほとんどがセラミック製、50代ぐらいの恰幅のよいオジさんで、チョビ髭をつけ、口を開けて笑っていて、毛糸の帽子をかぶっています。見た目で私はまず虜になりました。

 ボリビアの人々は一家に一体エケコ人形を飾り、エケコに自分達が欲しいものを背負わせます。夢や希望・・・、なんてものではなく、ほとんどのエケコ人形が手前にドル札を抱えています。他にも背中にはフェラーリのような高級車や、中には家まで背負っている人形もいます。市場では、エケコ人形に背負わせる為のミニチュアグッズが沢山売っています。中には卒業証書やクレジットカードのミニチュア版も売られているとか。

そして、毎週火曜日と金曜日に、笑って空いているエケコ人形の口にタバコをくわえさせて下さい。彼が美味しく吸ってくれれば夢が叶うと言われています。
なんてシュールな、そして愛嬌のある人形なのでしょうか。

エケコの顔にも様々な表情があり、私は吟味しながら全部で小さいものから大きなものま

P3 で、9体ものエケコ人形を日本に持ち帰ってしまいました。日本でも「幸せを呼ぶ人形」として、密かにブームになっているとか!?ボリビアへ訪れた際は、ウユニ塩湖も良いですが、市場の端っこにも目を落としてみてください。きっとそこにはエケコが微笑んでいるはずです。(坂岸)

次回は、私が驚いたボリビアの黒魔術をご紹介します・・・

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